日記 古本市の回
一箱古本市に出店してきました。離島のZINEと、シークレット文庫が旅立つ率が高かったです。
シークレット文庫は、私が毎回POPを書いてるんですけど、「思ってたのと違ったなあ」と思われないか、いつもドキドキひやひやします。
中身は秘密なので、何が出てくるかわからないドキドキ感も込みなんだけど、やっぱり買って良かったなあ、って思って欲しい。
自分で読んで面白かった本、あんまり小難しくない本、と思って選んでるんだけど、有名すぎると「これもう読んだわ」ってなりそうだしねえ。
POP書くのは楽しいけど、ピッタリくる一文を書けるようになりたいなあ、と毎回ぐぬぬと悩んでいます。
島の本は、はじめて出店した時は、全然売れなかったんですよね。
えー、みんな興味ないかあ、と、がっかりして帰ったのを覚えています。
でも、主催者の方が毎回楽しみに買ってくれてたから、その人のために持っていってたの。
それが、いまでは興味をもって立ち止まってくれたり、買っていってくれる人がいるから、なんだか嬉しいなあ、と思います。
前回来てくれたお客さまが、「島に遊びに行ってきました」と、SNSでコメントくれたのも嬉しかったです。
船に乗らなきゃいけないから、結構ハードル高いですしね。
若いころは自分の生まれた場所好きじゃなかったけど、離れるとやっぱり恋しいなあ、という気持ちがわくんですよね。不思議なもんだけど。
今回は、知り合いの方の写真集も持っていきました。映画館のボランティア仲間の方で、夏に写真展を観にいったんですよね。
私がPOPを書こうかな、とも思ったんですが、ご本人がいたので、お願いして書いてもらいました。
書いてもらったPOPをみて、やっぱり作った本人の言葉の方が、ぐっと伝わるよなあ、という感じがしました。
何回か同じ古本市に出店していると、なんとなく顔馴染みという感じのメンバーになってきて、「あの人、今回も一緒だなあ」と安心感のようなものを感じます。
古本市でしか会わないし、お話する人もいれば、顔だけわかるって人もいるんだけど、ゆるい仲間意識のようなものがあるのかな。
4年前、縁もゆかりもない土地にやってきて、コロナだったから、遊びに出るとかって感じでもなくてさ。
ひとりでも全然平気な方なんだけど、やっぱりよそ者っていうか、知らない場所に来ちゃったんだなあ、って気持ちだったんだよね。
今でも、こっちの方言とかは全然わかんないけど、家と職場以外にも、なんとなく知り合いというか、ゆるいつながりのようなものができたのが嬉しいなあ、って思います。
次回は、二週間後かな。
バタバタしないように、少しずつ準備を進めたいです。