【ユンゲ・フライハイト紙】ヘッセン州: マールブルク・左翼の学生がイスラム教についての講演を止めるように要求
2020年2月3日
マールブルク発: 左翼の学生組織が、マールブルク大学において予定されていたイスラム専門家のSusanne Schröterの講演の禁止を要求した。「Schröterの講演が、このテーマについての客観的で学術的に価値ある貢献であると私たちは考えない。むしろ懸念しているのは、この講演がポピュリズムと十把からげのレイシズムの特徴をもっていることである」。とりわけ社会主義ドイツ学生同盟(SDS)、左翼、学生委員会(Asta)、学生委員会の同性愛者部会によって署名された呼びかけには、このようにあった。
フランクフルト・グローバル・イスラムセンターの長であるSchröterは、その大学において、「政治的イスラム、ドイツにとってのストレステスト」という主題で、2月5日に講演をする予定であった。左翼のグループは、過去において反ムスリム的-人種差別的な発言や催事の運営において目立っている点で、彼女を批判したのである。
すでに昨年の4月に、Schröterによって運営されたフランクフルト大学での学会が、抗議を引き起していた。当時ソーシャルメディアでは、彼女の解雇を要求されたのであった。Schröterは「世俗的イスラム・イニシアチヴ」の共同創設者であり、そこにはHamad Abdel-Samadや心理学者のAhmad Mansourも属している。2018年にMansourは、増え続ける学校における宗教的ないじめについて、イスラム教にも責任があるとしていた。