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ひとりごと

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気の向くままに。毎日の学びをつらつらとメモ。
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#ホーチミン

ベトナムから学ぶ「幸せ」を、日本でおもう

ベトナムのホーチミンで、久しぶりにハノイ時代に一緒に働いていたハーさんと、朝のコーヒーの時間を共にした。近況を聞くと、最近会社を辞めて、転職活動中だと言う。ハーさんは前の会社に7年も勤め、明るくとても優秀で、誰からも愛されていた。 そんなハーさんが会社を辞めたと言うのだから驚いて理由を尋ねると「忙しくなりすぎて土日も仕事をしなければならず、体調を崩してしまった。前の会社は大好きだけど、もう続けられないと思った」と、話す。 そんなハーさんはいま、2か月ほど休養中とのこと。イ

東京の街の“寂しさ”が、東京を愛するわたしをつくった

「東京にいる君は、なんだか大人になったね」。久しぶりに会ったその人は、わたしにそう言った。 もしかしたら“大人になってしまったね”と、訳するほうが正しいのかもしれないな。 その人とは、わたしがまだ社会人になる前に浅草のゲストハウスで出会った。まだまだ社会のことも何も知らずにヘラヘラしているわたしに「君はいつも幸せそうだからずっとそのままでいてね」と、笑顔で言ってくれた人だ。ベトナムに住んでいたとき、隣のタイに住む彼は、わたしのことをいつも楽しさの渦に巻き込んでくれた。そし

2019年「省エネモード」は解除したままで【ベトナム・ホーチミン】

人生で、出会える人の数はもうすでに決まっているのではないかと思うときがある。 わたしは人が好きだ。「ひとりでは生きてはいけない」と心の底からの好奇心とともに本気でそう考える。かと思えば、誰とも会いたくなくて、「ひとりが一番だ」なんてノートを広げてひたすら自分の頭の中を整理する根暗な自分もいる。 好奇心旺盛で「ひたすら人に会いたい期」が半年続くとしたら、その後半年くらいは「人に出会うのを控えたい期」が訪れる。うまく調節はできないものかとも思うけれど、調節して100パーセント

わたしは好きな人の100を知らない

「君はかなり外向的な人間で、僕はかなり内向的な人間だ」。今は海の向こうにいるその人がわたしに、そう言った。 「内向的な人間はただ、自分の信念に向かい、ただ自分を知り、目標を達成することだけに時間をつかうんだよ。」 そう自信満々に言う内向的な彼に、「外向的」と言われる自分がただ、空っぽだと言われているような気がした。 わたしがベトナムに住んでいた頃その人は、ひとりで本を読むのが好きだと言うわたしに、(だからわたしは自分を外向的だとはあまり思わない)会うたびに本のプレゼント