『とびたて!みんなのドラゴン』インスタライブ終了!
予想外の感動で進んだ2元中継
1月29日、岩崎書店刊『とびたて!みんなのドラゴン 難病ALSの先生と日明小合唱部の冒険』の刊行記念インスタライブが開催されました。
なんと東京の岩崎書店会議室と、書籍のモデルとなった北九州市立日明小学校を結んだ2元中継での配信。
しかも、合唱部の子どもたちが参加してくれることになっていました。
機材やネット環境のトラブルはないかな、子どもたちは大丈夫かな……と少しだけ心配しながら配信はスタート。
冒頭に子どもたちの合唱があったのですが、その透き通った元気いっぱいの歌声に僕の心配は吹き飛びました!
やっぱり日明小学校合唱部は素晴らしい!
その後、僕と顧問の竹永亮太先生(難病であるALSと闘い続けている)で書籍の誕生の裏話、取材の際の話などをしていったのですが、ナビゲーター役の岩崎書店・下浦さんが本書を読んだときに感じたことを思い出し、涙が止まらなくなるというハプニングがありました。
下浦さんは大人としての立場から読んでくださって感動したそうです。本書は文字も大きめで、一見すると子ども向けのようにも思えます(もちろん、小学生でも読めるように書いています)。ですが、中学生や高校生、それより上の大人世代の方が読んでもグッとくるエピソードがたくさん詰まっています。
特に、ALSと闘いながら指導を続けられている竹永先生の言葉、その行動には作者である僕自身も感銘を受け、いまでも心の支えにしています。
刊行元の社員の方とはいえ、ひとりの大人の胸を打つ作品になっていたことがわかってとても嬉しかったです。
さらに、スペシャルゲストとして、本書の中で日明小が歌っている『僕のドラゴン』の作曲者、松下耕先生も出演してくださいました。
松下先生からは日明小や本書との出会いについて心温まるコメントをいただき、とても光栄に思いました。
また、作詞家のみなづきみのり先生からも心のこもったコメントをお寄せいただき、下浦さんに読み上げていただきました。
そして、インスタライブをご覧の方たちや松下先生の前で、日明小合唱部が『僕のドラゴン』を合唱。それぞれの心の中にある小さなドラゴン(勇気などの象徴)がちょっとした行動をきっかけに育っていく、という歌ですが、日明小らしく表現力いっぱいの素敵な合唱が響きました。
僕や岩崎書店の方たちもInstagramを通じて歌を聴いたので、ネット環境や機器の制限があったのですが、それにもかかわらず子どもたちの歌声は耳と心にしっかり届きました。
笑顔で指揮する竹永先生の姿も印象的でした。
あまり宣伝っぽくならないといいな、と思っていたのですが、予想外に感動が連続するインスタライブになりました。
視聴者の皆さんにもこの感動が届いていることを願っています。
そして、帰りがけには岩崎書店さんのエントランスに『とびたて!みんなのドラゴン』と『Sweet&Bitter 1 恋に正解ってある?』(共著の恋愛アンソロジー)が飾られていたので、記念写真を撮りました。
もうすぐバレンタイン。吹奏楽部の部内恋愛とチョコレートをテーマにした短編小説『チョコレート・ダモーレ』が収録されていますので、ぜひ手に取っていただけたら嬉しいです。
カバーのイラストやデザインもオシャレなので、バレンタインの贈り物にもいいかも?