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彫刻家・はっとりこうへい氏とのコラボレーション作品を、SHOPで取扱い始めます。彼の十八番は、色彩彫刻。多重に色を塗り重ね、厚くなった塗膜を彫刻刀で彫り出すという気の遠くなるようなオリジナル技法です。彼にはポップな狂気が宿っているのでしょう。きっと写真から感じてもらえるはず。


始まりは2年前。“ 色を育てるドアハンドル ”

青梅市のにこ森保育園へ、鉄のドアハンドルを担当する事になりました。おそらく先方は、鍛造の黒いガシッとしたハンドルを想定していたのだけど、ここはまさしくはっとりチャンス到来。すぐにサンプルを作って猛アピールしました。前例のないモノだったので最初はギョッとさせてしまったけれど、なんとかお施主さんのGOをいただき実現しました。細い鉄の棒に重ねられた色の層。園の子供たちはいくつ見つけられたかな?

※答え-30層


その1年後。“ちゅうりっぷサイン ”

杉並の家 ちゅうりっぷ保育園の園庭入り口に設置したサイン。赤・白、黄色の既存のロゴをはっとりアレンジしています。ベースの板は実物のスコップをぺちゃんこに叩いて制作。「パッと見、赤白黄色のロゴイメージを損なわずに、でも近付いてみるとたくさんの色が発見できるようなサジ加減で」という困難なミッションを、はっとり氏は見事にやってのけました。園の子供たちは何色見つけられたかな?

※答え-90色。


オンラインショップでは、“擦れて色が変わるもの”から始めます。

ショーケースに陳列して「ほぉ〜っ」て眺めるのではなく、毎日触って経年変化を楽しめるもの。ということで、フックと把手をご用意しました。両方とも、プライヤーを分解して、熱して叩いて成形し、仕上げにはっとりこうへい氏の色彩彫刻を施しています。

↑これが叩く前のプライヤー。

付属のネジも、もちろん色彩彫刻仕上げ。おすすめの取付場所は、シンプル・スッキリ系の壁や扉、家具などです。小さいながらもアクセントとしての効果抜群で、ギューっと情報が凝縮された魅力があります。その濃度たるや、沖縄で食べたあの豆腐餻の如し。お求めはこちらからどうぞ。


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