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決めた! 勤労感謝の日は・・・

「勤労感謝の日」という文字をカレンダーで見る度に、なぜだろう。
いつも、小さなモヤっちがついてきた。

誰かに何かしてあげなくちゃ、という気持ちが出てくる。
勤労を労う日と言われると。「勤労」も「ねぎらう」という言葉も引っかかる。
苦労や苦しみを癒すっていうようなイメージがある。
もちろん働くことで苦労や苦しみもあるけど、働くこと自体はそうではないし、そうでありたくない。私の切なる想いとぶつかるのだ。

この祝日は歴史的な背景がある。昔、宮中で「新嘗祭(にいなめさい)」という秋の収穫を祝って、天皇が神々をもてなす行事があったそうだ。それを戦後、GHQが封じ、勤労を尊ぶ日として制定したそうだ。憲法もそうだけど、こうした「根本」に立ち返ろうとする時に日本ではしばしばアメリカという国の存在が出てくる。これは変えることができない現実。変えられない現実。

だけど私は、こう思う。
「勤労を労う」というフレーズは、これからの時代には合わない。
働くことに「身を粉にする」「苦しみ」というイメージをセットにしてくださるな♡

そこで私はこう考えることにした。

「働けることに感謝する日」

どうですか?

そう思ったら私はまず。
自分の体に感謝して、たっぷりケアしてあげる時間を持つかな。そして、美味しいカフェラテを飲みに行く。働ける自分に感謝して、洋服やエプロンを買うのもいいな。

そして、旦那さんには。朝から「いつもありがとう」と言って、心を込めてコーヒーを淹れて、最近のお仕事はどう?っておしゃべりしたい。旦那さんの壊れかけたお仕事用のかバンを一緒に買いに行くのもいいな。

そして、両親や義理の両親には。もう働いていないのだけど、美味しいものでも持っておしゃべりに行って、私がいざという時にみんなに助けてもらいお仕事していることに、ありがとうを伝えたい。手紙でもいい。

ご先祖様にも、空を見上げて「ありがとう」って言いたい。


少し味方を変えただけで、私の中から「何かやらなくちゃいけない」という感覚は完全に消え去った。あるのは、「ありがとう」の気持ちだけ。

今年から私は、勤労感謝の日を、「働けることに感謝する」日に制定する。

皆さんは、今日何をしたいですか?


おわり

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