天女のため息
22日は、秋分の日。
暑さ寒さも彼岸までといいますが、いよいよ地球も秋を宣言される日が来ましたね。
今日は、夏の終わりにとっておきのお花をお届けしますね。
この時期は、ひまわりやカンナもちょっとくたびれモード。
きれいなお花を探すのは、旅先で深夜営業のレストランを探すくらい難しいのです。
夢見ごごちにさせてくれる涼やかなお花、フヨウです。
景色が夏に茹でられ色褪せても、この花だけは平和そのもの。
日に透ける薄紙のような花びらは、まるで天女のため息のようです。
芙蓉咲いて琴なることの稀々に 沢木欣一
(※芙蓉・・・フヨウ)
清らかな美しさ。
見ているだけで、心のわだかまりも癒されていきます。
きっと、後悔や悲しみ、悔しさがもたらす緊張をほぐし洗い流したら、力みのない本来の姿が現れてくる。
自然の美しさに照らされ、本来の姿に戻るひととき。
今年の夏も、おつかれさまでした。
明日から、秋ですね。
休み休み、楽しみ仕込みながら行きましょうかね。
では、またね。
よい時間をお過ごしください。
ごきげんよう。