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親にとってもメリットいっぱい!子どもの生活リズムの整え方


生活リズムが整っていない
子どもたちに起こること

保育園で、こんな光景を目にしたことがあります。
😔活動中、眠くてイライラしやすくなる。
😔食事の時間にお腹が空かず、食べることに消極的。→ 食事が楽しくない → 食への意欲が低下し、好き嫌いや偏食につながる。
😔お昼寝の時間に眠れず、夕方になって眠くなり、夜の睡眠がさらに遅れる。

これらは「生活リズムの乱れ」から起こるものです。保育園では実はよくある光景ですが、このまま成長してしまうと、年長や小学校入学後の生活に影響が出ることも心配されます。

生活リズムが乱れる背景

生活リズムが乱れる原因は家庭や生活環境によってさまざまです。以下のような背景が影響している場合があります。

親の仕事の都合
夜勤やシフト制など、親の生活リズムが一定でない場合、子どももその影響を受けやすくなります。

家庭の生活リズムが夜型
親が夜遅くまで起きている生活をしていると、子どもも寝る時間が遅くなる傾向があります。

住環境の制約
賃貸住宅や間取りの都合で、寝る部屋を分けられない場合、親の生活音や光が子どもに影響を与えることがあります。

デジタルデバイスの影響
テレビやスマートフォンの画面に触れる時間が多いと、寝る直前まで興奮状態が続き、寝つきが悪くなることがあります。


生活リズムが整わないとどうなる?

生活リズムの乱れは、単に「寝る時間が遅い」だけでは済みません。
子どもの体内時計や生理的欲求(食べる・寝る)が崩れることで、次のような影響が現れます。

感情面への影響
イライラしやすくなる。十分な睡眠や適切な食事が取れないと、子どもの気持ちが安定しにくくなります。

食事への影響
食欲が湧かない。決まった時間にお腹が空かないことで、食事が楽しめず、食への意欲が低下します。
偏食につながる。食べる意欲が低いまま育つと、好き嫌いが増え、栄養バランスにも影響します。

睡眠への影響
昼夜のメリハリがつかず、昼間の眠気が夕方や夜に影響し、さらに夜の睡眠が遅れる悪循環が生まれます。

これらはすべて「生活リズムの乱れ」から生じる問題であり、子どもの心と体の調和を崩してしまう可能性があります。


生活リズムを整えると
親も楽になる!

生活リズムを整えることは、子どもだけでなく親にとっても多くのメリットがあります。

子どもの機嫌が良くなる
子どもの気持ちが安定し、イライラやぐずりが減ることで、親のストレスも軽減されます。

親が計画的に動ける
子どもの生活リズムが整うと、「次に何をするべきか」が予測できるようになります。
→ お昼寝中に家事を終わらせたり、自分の休息時間を確保できる。

子どもとのやり取りがスムーズに
食事やお昼寝がスムーズに進むことで、親子のコミュニケーションが穏やかになります。

自分の生活リズムも整う
子どものリズムに合わせることで、親自身の睡眠や食事のタイミングも整いやすくなります。


生活リズムを整えるために
今できること

🌱起きている時間と寝ている時間のメリハリをつける
→寝るときは布団で静かな環境を作る。起きているときは布団から出て活動する。

🌱毎日のリズムを少しずつ整える
→決まった時間に食事やお昼寝をすることで、体内時計が整いやすくなります。

🌱環境を整える
→夜: 照明を暗くし、静かな環境を作る。
日中: カーテンを開けて自然光を取り入れ、昼夜の区別を意識させる。

🌱親の生活リズムを見直す
→親自身が夜型生活を送っている場合、朝型に切り替える努力をしてみましょう。

🌱デジタルデバイスを控える
→寝る1時間前から、テレビやスマートフォンを控える時間を作る。


保育園や小学校で役立つ生活リズム

生活リズムが整った子どもは、保育園や小学校でもスムーズに生活を楽しむことができます。
🐥保育園では…
食事やお昼寝、活動がスケジュール通り進むため、生活リズムが整っている子ほどストレスなく園生活に馴染むことができます。
🐧小学校では…
朝の早起きや授業のスケジュールに合わせた行動が求められる中、リズムが整っている子は集中力を発揮しやすくなります。


生活リズムを整えて
親子で快適な毎日を

生活リズムの乱れは、子どもの心と体にさまざまな影響を与えますが、少しずつ整えていくことで、親子ともにメリットを実感できるようになります。

最初は小さな一歩からで大丈夫。
🌱寝る時間を少し早めてみる。
🌱食事やお昼寝の時間を意識する。
など。
その積み重ねが、子どもが心地よく生活できる習慣を作り、親の負担も軽くしてくれます。
今からでも遅くありません。親子で笑顔を増やすために、生活リズムを整える一歩を踏み出してみませんか?

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