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子どもにとって理想の夫婦関係


夫(妻)への不満の原因

ご相談の中でよくある夫婦関係は
母親が子どもに対して「過干渉・過保護」
父親が子どもに対して「無関心・放任」
という組み合わせです。

子どもに無関心で放任のパパだから
仕方なく私(母親)が子どもを何とか
せねば、と必死で頑張ります。

すると、「ママが頑張っているから
子育てはママに任せよう」
と、パパは益々無関心に拍車がかかります。

この原因ってなんだか分かりますか?

相手に不満を持ちつつも、不満を増大させて
いるのは、あなた自身ということです。

この負のループの中で、
「パパを何とか変えたい」
「子育てに協力的なパパに変身させたい」
と考えれば考えるほど、悪循環に陥ります。

だって、あなたは『不満』を抱きながら
生活をしていて、それは夫に伝わっていますから。

関係を変えていく方法

ではどうすれば、理想の夫婦関係に近づける
でしょうか?

【間違った対処】
夫に媚びる
夫に歩み寄る
夫に合わせる

全部間違っています!
全部逆なんです!

【なりたい自分に歩み寄る】
これが正解です。

あなたは夫とどんな関係になりたいですか?

育児に無関心な夫のことを少しでも理解
しようとしましたか?
夫から見たあなたを想像したことがありますか?

夫を変えるのではなく、まず自分が変わる!
育児に関わって欲しいのに、我慢してきましたよね?
もう我慢しないで、その不満を夫にしっかりと伝えて
ください。

喧嘩になってもいいんです!
喧嘩して、話し合って、あなたのこれまでの気持ちや
態度・行動を言葉で伝えてください。

喧嘩して仲直りをして、以前よりもっと分かり合えるんです。
本音が言えていないのではないですか?
本音でぶつかり合えないなんて、「家族」と言えますか?

本音で話し合える家族だからこそ、子どもは真っすぐに
育っていきます。

まず、「自分が何とかせねば」
「私が頑張らないと」
をやめてください。

自分の「意識と執着」を変えていきましょう!
大切なことは、ママがパパを理解して分かり合えること。
一緒に子育てをしていくことです。

パパとママが違って当たり前

パパとママが全く違う性格や思考なのは
当たり前です。

そして、違うタイプの人間を生まれた時から
一番身近で見ているのがお子さんです。

子どもは両親のやり取りを見て育ちます。
それも毎日です!
世の中で最も影響を及ぼす人間が両親です。

「パパとママは全然違うけど、仲がいいな」
「時々喧嘩するけど、あんな風に仲直りしていくな」
「パパにもママにも良いところも悪いところもあるな」

このように感じながら、
子どもは将来どんな大人になりたいか、
どんな母親(父親)になりかいか
を脳に刻み込んでいきます。

こうやって子どもはすくすくと成長していきます。
これが「子育ての極意」です。

夫と自分の価値観が違うことに悩んでいるお母さん。
妻を理解できず、不満でいっぱいのお父さん。
「違って当たり前」を受け入れられないから苦しむのです。
相手に変わって欲しい、って心で思うだけで不満を募らせる
から更に悪化します。

違う価値観、違う世界観をどう分かり合っていくか。
子どもにどう見せていくか。

お子さんが不登校になって悩んでいるご家庭に
【夫婦の不協和音】はとても多く存在します。
お母さんは「こうあるべき」「こうすべき」
で常に『戦闘モード』に入っています。

子どもは苦しいに決まっていますよ。
もっと心を開いて、自分から自分を変えていきましょう。
恥ずかしがらないで!
私もそうやって夫と私の関係を変えてきました。
今は「最高の夫婦」だと自負しております。

『分からせたい』のではなく
『分かりたい』の気持ちを持ってください。

そうすると、パートナーも自然とあなたを理解しようと
努めるようになります。

『戦闘モード』から『友好モード』へシフトしましょう。
夫とあなたは、戦う関係ではなく、協力して子育てをする
関係です。
にらみ合って構えるのではなく、微笑んで握手するのです。

自分にとってストレスのない子育てこそが、結局のところ
子どもにとって最高の親なのです。

記事を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
みなさんのご家庭に、幸せのシャワーが降り注ぎますように。

YUME-IQ  池永宮代子

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