赤ちゃんが自分の手足を舐める大切な理由
赤ちゃんが生後2,3カ月ごろになると
「手を不思議そうにじっと見つめる」
「手や足を口にいれる」
といった行動が見られるようになってきます。
こうした赤ちゃんの行動には、発達上とても重要な意味があると考えられています。
実は、この時期の赤ちゃんは自分のからだを自分のものだと気付いていません。
こうした手足を「じっと見つめる」「口にいれる」といった行動によって赤ちゃんは自分のからだは自分ものだと気付いていくのです。
乳児期の指しゃぶりは、無理にやめさせる必要がないと言われているのは、こういった理由からなんですね。
さらに言うと、まだこの頃の赤ちゃんは、自分と母親の区別ができていません。
母親はときに、お腹が空いても、おむつがぬれて気持ち悪くても、抱っこして欲しくても、すぐに、自分のそばにきてくれないこともあります。
子どもはこのような「完全には満たされない経験」と、「母親とのスキンシップ」を繰り返すことによって、母親と自分を区別できない【母子一体】の状態から、「母親は自分とは違う存在」で、「いつも自分の思い通りになるとは限らない他者」であることをゆっくりと理解していきます。
さらに1歳3カ月〜3歳代頃おとずれるイヤイヤ期…
自分の意思と母親の意思がぶつかる場面もあるでしょう。
「自分と他者は違うこと」
「自分の気持ちと他者の気持ちは必ずしも一致しないこと」
大人になると当たり前のように思うことですが、これは赤ちゃんの頃からたくさんの経験を通して学んでいくことだと思うと、人間の身体的成長のみならず精神的成長の過程には感慨深いものがありますね。
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