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生わかめの季節です!今だけの美味しさをぜひ

生わかめが出回り始めました。
ウキウキしますね!

この時に購入したものです。

わかめの旬は地域によって異なりますが、概ね2月下旬〜4月くらいでしょうか。

鳴門と三陸産が有名ですね。

広範囲で収穫されるので旬の時期にも幅があります。

一般的に「生わかめ」と言うと、「塩蔵していない湯通ししたわかめ」を指す場合が多いのでご注意を。(ここでは湯通ししていない収穫したそのままのわかめを「生わかめ」とします)

どこかで「生わかめ」との記載を見た事がある気もしますが定かではありません。

左)湯通ししたわかめ
右)収穫したままのわかめ

上の写真をご覧頂ければお分かりかと思いますが、色が全く違います。
海の中では昆布とたいして違わない色をしています。この茶色いヒラヒラが、湯通しすると一瞬で左の鮮やかな緑色になるのですね。
(写真では少しわかりにくいのですが、サッと色が変わる様子は神秘的でさえあります)

実際はこのくらい鮮やかな緑色です。

店頭ではどのような状態かと言うと、こんな状態で売られています。

知らないと「なんじゃこりゃ?」と思いますよね。えぇ、わかりますわかります。
海に生えていたわかめを収穫して、めかぶ部分を除いて売られていますので、この状態だと茎が付いています。

そう、生わかめを買うと茎わかめが付いてくるんですよ!お得ですね!!
(お店によっては茎を外しているお店もあるかも知れませんが、今のところ見たことはありません)

収穫したままではビロビローーンとかなり長いです。カットしないと食べにくいので、軽く水洗いしてからキッチンハサミでカットします。

まずは茎に沿って左右のわかめを切り離します。柔らかいので気持ちいいくらいスーーーッと切れます。

たくさんある場合は、ここでこのまま湯通ししてしっかり水気を切ってから塩をしておくと、塩蔵わかめとして冷蔵庫で日持ちします。

 
それをさらに食べやすい大きさにチョキチョキ切っておみそ汁に入れたり、湯通ししてサラダにしたりして普通のわかめと同じように食べられます。

…が!

生わかめを手に入れたら絶対に召し上がって頂きたいのが「わかめしゃぶしゃぶ」です。

お好みの出汁に茶色い生わかめをしゃぶしゃぶすると鮮やかな緑色に!!
食感、風味、共に塩蔵や乾燥カットわかめとは雲泥の差…!!

写真では、わかりやすいようにお湯でしゃぶしゃぶしていますが、食卓にコンロを置いて是非ご家族の団欒にお召し上がりいただきたい逸品です。

流石にわかめだけでは味気ないと思われる方は、ブリのサクも買ってきて同時開催でのブリしゃぶも超絶おススメです。

もちろんわかめを食べてからですよ。
繊細な美味しさが霞んでしまいますからね。

野菜はクセのない白菜、水菜あたりがオススメですが、お好みで手に入るものをご用意頂ければと思います。大根や人参をピーラーで薄切りしたものを一緒にしゃぶしゃぶするのも楽しいですね。

最初に外した茎わかめは、食べやすい長さにカットしてこちらもサッと湯通ししてすし酢や甘酢漬けにすると、良くある市販の茎わかめのような味になります。
もちろん歯応えなどは市販品とは比べ物になりません。徳島の友人オススメは刻んできんぴらにするそうです。

店頭では、茶色いと「傷んでいる」と思われてあまり売れないと伺った事があるのですが、茶色いわかめは傷んでいる訳ではない事がおわかり頂けたと思いますので、店頭で見かけた際は是非お試し下さい!

(傷んではいなくても、傷みやすいのは事実なのでご購入後はお早めに)

昨年はこの時期に「生わかめ尽くし」レッスンを開催していましたが、今年は企画していませんでした。
安定して入荷しないので、なかなかレッスンメニューにするのが難しいんです…

もしいつものスーパーの鮮魚コーナーで扱いがなければ、「湯通ししていない生わかめはありますか?」と今後入荷するかどうかも併せて聞いてみるのも良いと思います。
欲しい人がいるとわかれば、バイヤーさんが仕入れてくれるかも知れませんので。

我が家の最寄りスーパーでは湯通し済みのわかめしか置いていませんでしたが、生めかぶはありました。
 

と言う事で、次回は生めかぶ編です!
乞うご期待!

試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!