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食品ロス削減って何をしたらいいの?:家庭で出来る食品ロス削減[入門編]

はじめましての方も、ずっとこのnoteをご覧下さってる方も、こんにちは。
古谷真知子です。

実はわたくし、ただの料理好きなおばさんではなく1級食育インストラクターと言う資格を持ち、料理教室以外にも食に関する色々な活動をしています。

その一環として、築地や豊洲市場の見学会を開催したり、食品ロス削減の取組としてサルベージパーティーを企画したりしています。

その中でも、昨秋からご縁あって食品ロスに関する活動が増えて来ているので、もう少し身近に「自分ごと」として、イメージしやすい食品ロス削減について、お話したいと思います。

お店や工場だけじゃない食品ロス

食品ロスと聞くと、

・店舗での売残り商品の廃棄
・産地や工場での規格外品の廃棄

のイメージが大きいかと思いますが、実は家庭でもまだ食べられる食品が年間300万トン以上捨てられています。(農林水産省HPより)

300万トンと聞いても、どのくらいの量なのかイマイチ想像出来ませんが、毎日の食事の支度で1日どのくらい食べ残しが出るのか、1度重さを測ってみると良いですね。
小学生のお子さんがいる方は、夏休みの自由研究にもおすすめのテーマです。

さて、では食品ロスを減らすためにご家庭でどんな事が出来るのか?具体的に挙げてみましょう。

①食品を買い過ぎない

そもそも、食べ切れる量より多くの食品を買ってしまっていないでしょうか?
個人差はありますが、大人1人の1食当たりの食事量の目安は400g程度だそうです。ご飯1膳が150〜180gなので、約半分が主食、半分がおかずと考えると分かりやすそうです。

少食なら少なめ、大食漢なら多めに考えて、家族で1日当たりに食べられる目安量を把握しておけば、1週間にどれだけの量を買えば適量なのか、だんだんわかるようになると思います。

我が家では、頻繁に買い物に行くとついで買いをしたり、特売品を重複して買ってしまう事があるので、毎週日曜日にザックリ1週間分の野菜と3〜4日分のお肉やお魚を買い、週の半ばに足りない分だけを買い足すようにしています。何年か色々な方法を試しましたが、今のところ1番生活にフィットして以前よりも無駄な買い物や、消費期限切れで捨てる事が少なくなりました。

②野菜などの捨てる部分を減らす

野菜の皮や茎など、今まで捨てていたけれど実は食べられる部分を捨てずに食べ切る事で捨てる量を減らせます。

例えば、キャベツの芯、ブロッコリーの茎、大根や人参の葉などです。
魚のアラなども捨てる前に出汁を引いたり、骨の周りについた身をほぐすなどして捨てる量を減らす事が出来ます。

こちらの記事で野菜の廃棄を減らす方法をご紹介しています。


③お店での廃棄を減らす買い方をする

スーパーなどで牛乳やお豆腐を買う時に、つい1番奥の消費期限の先のものを買ってしまいますが、全員が同じ事をすると、消費期限の短い手前の商品を廃棄しないといけません。

ですから、すぐに食べると分かっているものについては、積極的に手前の消費期限の短いものを選んで買えば、店舗で廃棄する量を減らすお手伝いが出来ると言うわけです。

いかがですか?
どれもそんなに難しい事ではないと思いますので、是非出来る事から取り組んでみて下さい。

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古谷 真知子:家庭料理のコンシェルジュ
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