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無関心の怖さ。心理的安全性の重要性【オヤジ店長のツイート日記vol.60】

こんにちは!オヤジ店長と申します!

人材育成、リーダーシップなどについてTwitterで発信している某外資系アパレルブランドで店長をしている読書好き、50代のオヤジです!

簡単な経歴や活動は、宜しければ私のTwitterをご覧ください。➡ @OyajiTencho

ツイートした事を掘り下げて記事にしています。今回のテーマは?

無関心は組織の心理的安全性を蝕む

無関心の怖さについてツイートしました。
結構反響♥を頂いたので掘り下げたいと思います。

このnote記事も内容が良いと思われたら「スキ♥」を押して頂けると幸いです。コメント、感想等もTwitterの方にリプ頂いても構いませんので、合わせてよろしくお願いいたします!

会社や職場の心理的安全性はとても重要ですよね。しかし色んな所で脅かされています。その原因、トリガーでもある「無関心」の怖さについてお話したいと思います。

手前味噌ですが、私は今までテコ入れでお店を立て直した事が何度かあります。(逆に立て直された痛い経験もあります…w)

テコ入れが必要な不調店舗の共通点はメンバー同士の「無関心」な行動です。

例えば私達接客業の場合、基本スタッフとお客様が一対一で接客しますが、手が空いているスタッフがフォローに入ったり一緒にお客様とお話したり、またカップル、ファミリー等複数名のショッピングの場合は皆の連携はとても重要です。

しかしスタッフ同士が無関心な場合、誰も手伝いません…自分の作業だけをしていたり、酷い場合はスタッフ同士喋っていたり…そういうお店って皆さん入った事はありませんか?「感じ悪いな〜」って思いますよね!

私はそんな様子を見て慌ててフォローに入った後で無関心なメンバー達を事務所に呼び出し

「何故仲間を手伝わない!」

とメチャクチャ怒って切れた事があります…(暴言市長と言われながらも〇石市を「住みやすさNo.1」に立て直し最近引退を表明した泉〇〇市長じゃないですが…w私は若い時は鬼店長と言われていました…wでもあの人は良いリーダーやと思うな~ww)

そんな事で叱られた事も無いメンバー達は啞然としてましたが私は怒りの手を緩めません。

「もう一度聞く! 困っている仲間を何故助けない!?」特に後輩を手伝わない先輩メンバーには更に怒ります。泣くメンバーもいました…(まさに暴言店長…w)

「今までこうでしたから」と頑なに無駄な仕事にしがみつくメンバーもいました…古参メンバーに多かったです…

徒党を組んで改善を拒み無駄な仕事を止めない古参メンバーに対して少しづつ改善していくと「こっちの方が良いですね」と良い意味で「造反」してくる勇気あるメンバー達を巻き込んだ経験を投稿しています⬇

「怠惰」「性弱説」人の心は脆く弱い

何故こんな事が起きてしまうのでしょう…メンバー本人達の問題もあるもののキッカケ(トリガー)は

「管理者(リーダー)の無関心な態度」です。

管理者がメンバーに対して関心度が低い事に気づく点は単なるコミニュケーション不足以外に色々あります。

※勤怠チェック等が、ずさん
※サービス残業させている
※1on1ミーティングもしない
※いい加減な昇給昇格評価等々…

勤怠チェックは会社によって様々だと思いますが、弊社の場合は打刻モレや残業申請などメンバーがweb申請し、管理者が承認したモノが本部人事に行く流れになっています。

なので月末月初、管理者はチェックして間違いなどあった場合、メンバーに「ここが間違ってるよ」「この日残業申請モレしてない?」等々声掛けをします。

多忙な場合、月末まとめて行うメンバーもいたのでチェックすると申請漏れが結構あったりします。

実際、不調店舗を引き継いだ時、あまりに申告漏れが多かったので前任者に聞くと「チェックなんかしてませんでした。忘れるスタッフが悪い」と言う返答…

確かに「個人管理責任」なので忘れるメンバーが悪いかもしれません。

しかしお金に関わる事、メンバーが損をしてしまうような事は、何度も忘れたりしない限り促してあげるのが「親心」というか、それも一つの「関心度」の表れではないかと私は思います。

無関心な上司はメンバーとミーティングもあまりしません…

私は職場のメンバーにもよりましたが、1on1ミーティングにはかなり時間を割く方でした。ミーティング時にノートに取りながらメンバーの話を聞きます。

ミーティングは中身が勿論大事ですが、目の前で記録を残す事は、しっかり聞く姿勢として大事だと思いますし、次のミーティングの時に役立ちます。「まともなミーティングをしてもらった事は店長が初めてです…」と言われた事もありました。

年一回ある昇給昇格時にも前任者の過去の申請内容を確認するといい加減だと感じる所がありました…評価内容が年功序列的で細かくなかったり…面倒臭さを感じましたね。

表面的に愛想が良かったり優しそうな管理者でも目に見えない誠意はメンバーに当然伝わります。

私は問題のあるお店を引き継いだ時、無関心なメンバーに腹立たしく感じる事はありましたが、やはり前任者に怒りを覚える事の方が多かったです。

「性善説」という言葉があるように誰だって困っている人を助けたい気持ちはあるし親切にしたい気持ちがあるでしょう。

しかし管理者(リーダー)が無関心な場合、メンバーの「善」な気持ちがどんどん薄れ「悪」「怠惰」という気持ちが知らず知らずにメンバーを蝕み「勇気」を挫きます…

「怠惰」は人間の精神的成長の最大の敵!と記された本を読んだ事があります。

「性善説は信じたいが「性弱説」の方がリアル」という説もあります。

性善説は信じていますが、人間の心は余りに脆く弱いという現実もあり「性弱説」は綺麗事では無い的を得た表現だと思いますね。

だからこそ管理者が育まなくてはいけません。人材育成とは相手に関心を持つ所から始まると思います。そして何より管理者自身が成長を続けないといけないですね。

「誰のおかげで飯が食えているのか?」

答えが「会社」ならメンバーへの関心度は下がるでしょうし「メンバー」と思うなら自ずと関心度は上がると思います。どちらも間違いではないものの私は常に後者でありたいと思っています。

最後までお読み頂きありがとうございました!

今回の投稿と関連のある「社員はお客様という考え方」も良かったら合わせてご覧ください!⬇


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