序章 初の校内テスト結果の衝撃
小学校時代までは自由奔放に育ててきた。
テスト結果で人生が測られる時代は終わったのだ。
個性を潰さないためにも、やりたいことを伸ばしてあげるのだ。
礼儀だけは怒った。
それ以外は遅刻しようが、提出物を忘れようが、怒りはしなかった。
先生に怒られ、自分で気づき、自分で反省し、自分で改善することを願っていたからだし、それが真の教育だと自己陶酔していた。
先生に怒られ、自分で気づき、自分で反省し、自分で改善する。
ドラマの見過ぎでした。
昭和の発想でした。
まーみごとに幻想でした。
2020.7.10
中学初となる校内テスト結果が返ってきた。
コロナの影響で中間は無く、期末が初だ。
理科はありがとう! 昔から好きだもんな!
数学は頑張った! コロナ中、いっしょにプリントしたもんな。
英語もそこそこだ! 英会話してる成果かな?
社会 ・・・うん??
国語 ・・・はい?!
・・・・まて。落ち着け、俺。
社会は暗記なので、さぼったとしてこれはもう努力不足だ。
しょうがない。
国語13点?!
国語おかしくない?
10点台って、パパ、リアルでみたの初めてだよ?
しかも10点台前半?・・・いや、もはや後半だろうがどうでもいい。
何をこんなに間違ったんだ?
あわてて回答用紙を見てみた。
つづく
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