梅に鶯
人に勧めてもらってMBTI診断を試したところ、INFJ(提唱者)という結果が出た。INFJについて書かれているものを読んでいると、自分によく当てはまるなあと思わされることがたくさんあった。そして、何かしらの形で葛藤を抱えておられる方の多いこと。私自身、数ヶ月前に自分と異なるタイプ(ISTJ)のひとと結婚し、あらためて自分を理解しながら他者とどう関わっていけばいけばよいかを考える必要があると感じ、このnoteを書くこととした。
心ここにあらざれば、みれどもみえず
善くありたいという想いが強いがゆえに、ひとの言動の裏を読んでしまい、次にとるべき行動や未来についてさまざまなシミュレーションが頭の中に浮かぶけれど、たいてい悪い方に取ってしまい、それを溜め込んで、最後には全てをおじゃんにしたり逃げ出してしまいたくなるという癖がある。
非現実・主観的・閉鎖的な考えのループは、エネルギーを食いつぶすばかりか、「自分ばかりこんなに考えて我慢しているのに、なぜ周りはそれを汲み取ってくれないの」などと自分も他人も巻き込む爆弾になりかねない。誰も傷ついてほしくない。出来るだけ悶々としたループに陥りたくない。
だから、現実をありのままに観察できるようにしたい。思考と感情、全体と細部の認識の調和をはかりたい。そこでメタ認知ーー知覚、情動、記憶、思考など自己の認知活動を客観的に捉え評価した上で、制御すること――を、「書くこと」を通して実践したいと思う。
常に先々のことを考え続け、「心ここにあらず」になりがちなので、マインドフルネスの手法・考え方により「意図的に、今この瞬間に、価値判断することなく注意を向ける」ようにすることが重要だと思う。そのうえで、いま心の中にあるものを書き出し、眺めることで「こうあるべきだ」「こうでなければならない」といった価値観や思い込み、ステレオタイプを持つことなく、今、この瞬間に起きていることに向き合うのだ。
具体的な方法は、先人がさまざまに考え抜いてこられたことを自分なりにかいつまんで、以下のように取り入れることとした。
1.今に注意を向ける-呼吸の瞑想・方法
①背筋を伸ばして座る。目は軽く閉じるか、薄く開けて斜め前を見る。
②息を吸ったときに、おなかや胸が膨らむのを感じ、心の中で「膨らみ、膨らみ」と実況する。呼吸はコントロールせず、その時一番したいように呼吸する。
③息を吐いたときに、おなかや胸が縮むのを感じ、心の中で「縮み、縮み」と実況する。雑念が浮かんできた場合は、「雑念、雑念」と心の中でつぶやき、「戻ります」と言って、再び呼吸に意識を戻します。
※呼吸のめい想は、1日10分ほど行い、慣れてくれば時間をのばしても構いません。
(参考)NHK「呼吸のめい想」
2.「書く」タイミング
①マインドフルネス瞑想を5〜10分行う
②頭に浮かんだことをノートに3分間(目安、上限を決めておく)書き出す
③書いた内容を読み返して心の状態を眺める
④「自分の考えが合っていることもあるし、合っていないこともある」と気づく
3.記入する内容
①引っかかった出来事(事実)
②そこで感じたこと(解釈)
③どう対応したか
④自分なりの評価
(参考)精神的に自立するメタ認知ノートの書き方
ひとまずは、このような小さな取り組みを契機として、ありのままに自分の心を観察していきたいと思う。世界がどのように見えてくるのだろうか。学び、足掻きながら、いつか自分なりの「調和か統一」を自然につくりあげられるようになれたらいいなと思う。
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