感情記録 2020年手に入れて良かったモノ10選
今年は外出する機会が少なかったけれど、これ"で"いいじゃなくこれ"が"いいなあ、とより心地良いものを選び取る余裕を持てた期間でもあった。
そして"手入れ"を通じて、モノとともに自分自身をチューニングすることを日常生活に落とし込むことができたと思う。
では、今年出会った素敵なモノについて綴っていく。
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✦桔梗利 内藤商店 ココヤシのバスマット
三条大橋のたもとの束子や箒を扱う老舗のもの。気に入りすぎて3枚買った。しゃりしゃりした繊維が素足に気持ちいい。取り回ししやすいサイズ感も魅力。店主さん曰く、手入れはたまに日干しすればいいとのこと。
✦無印 磁器ツボ押しボール
こんぺいとうのような形が愛らしく、ぽいと置いていても様になるかたち。裏をごりごりすると翌日のだるさが抜けていく。ヨガマット等を敷いて寝転がり、肩甲骨あたりをごりごりするのもいい。すばらしい癒やしグッズ。https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4548076252825
✦BULY 舌磨き
朝の新習慣。BULYの素敵な店員さんにおすすめされて購入。起き抜け、舌に浮き上がっている未消化物を取り除いてくれるという逸品。金属製だけれど刺激なく使える。朝の白湯を飲む前に口内をすっきりさせてくれる逸品。https://www.buly1803.com/jp/toothbrushes/12312-tongue-scraper.html
✦南部鉄器 鉄瓶
南部鉄器で沸かしたお湯には微量の鉄分が含まれると聞いて貧血気味の民としてこれは、と思い購入。なんとなく湯あたりがまろやか。珈琲や紅茶が美味しい。片手で持てる重さなのでこのまま珈琲をドリップしている。毎朝舌磨きのあと火にかけ、沸くまでラジオ体操を行うのが日課になっている。https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00ICFJBL4/ref=ppx_yo_mob_b_inactive_ship_o0_img?ie=UTF8&psc=1
✦リバーライト 鉄 炒め鍋 極 ジャパン 30cm IH対応 日本製
近所の方からお古をいただいた。底が丸くて深さがあるので、野菜を強火で炒めるのはもちろん、焼き野菜のスープを作るのに重宝している。1.2kgなので片手でさばける。鉄フライパンは卵料理が劇的に早く美味しく仕上がるので毎回感動してしまう。調理中は多めのオリーブオイルを用い、使用後はたわしでざっと洗い、緑茶を煮出すことで錆と焦げ付き防止できるので手入れは意外と手軽。https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-%E7%82%92%E3%82%81%E9%8D%8B-30cm-J1430/dp/B01N7XPSDX
✦柳宗理 日本製 片手鍋 18cm IH対応 ステンレス・アルミ三層鋼 つや消し
耳のような注ぎ口がスープジャーに汁物を入れるのによく、蓋をずらして通気を調節できるのが便利。満水量2.0lで1-2人分の汁物作りに丁度いい。熱伝導率がよくお湯がすぐに沸くのも利点。https://www.amazon.co.jp/%E6%9F%B3%E5%AE%97%E7%90%86-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9F3%E5%B1%A4%E9%8B%BC-%E7%89%87%E6%89%8B%E9%8D%8B-18cm-%E3%81%A4%E3%82%84%E6%B6%88%E3%81%97/dp/B00078MHN8
✦THE PUBLIC ORGANICスーパーバウンシーシャンプー
ゼラニウムの青さと甘さに晴れやかな気分になる香り。精油のやさしさにつつまれてバスタイムが至福のひとときに。スーパーポジティブトリートメントのレモングラスの草っぽさと合う。髪がやわらかくなる気がする。https://thepublic.tokyo/product/product-118/
✦セリア ブックスタンド
2段式になっているので背表紙がぱっと見やすいし取り出しやすい。今年よく読んだ本の記録も兼ね本棚の一部公開。
✦象印 加湿器
廃盤。最近はもう少しスタイリッシものが出ている。就寝時につけると乾燥する時期に陥りがちな喉のイガイガがなくなる。ポットの要領でお湯を沸かし蒸気を拡散するタイプのもの。ひかえめモードだとほぼまる一日保つ。カビなどが湧くのが嫌だったので沸騰する方式はなんとなく安心。お手入れはクエン酸を入れて稼働させるだけ。
✦ビカクシダ Platycerium Veitii
上七軒のVandaka Plantsさんで購入した子株。自生地は寒い時は乾燥、暖かい時に湿潤な気候のオーストラリア。白銀めいた葉の色がなんとも美しい。初めて自分で板付したのでうまく活着するか心配だったけれど調子が出てきた。貯水葉の砂糖菓子みたいな色味にうっとりしちゃう!
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今年心惹かれたテーマのひとつが"マインドフルネス"だった。私たちは、今この瞬間を生きているようでいて、実は過去や未来のことを気にしており、「心ここにあらず」の状態が多くの時間を占めている。いまと過去/未来の隔たり大きいほど、不安やストレスが増幅して、疲れてしまう。
「万事を休息すべし」という道元の言葉のように、モノと一対一で向き合う"手入れ"は、私にとって、あらゆる悶々としたしがらみを手放し、「いま、ここ」に集中するきっかけになっていったように思う。
日常の構造が崩れていった2020年、諸縁を離れた生の自分に出会い、自分らしい生き方を掴み取っていくための扉がちょっとだけ開いた気がする。来年も学び多き年になりますように。みなさま、良いお年を!