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言語教師・持田の問題圏

今回は私の問題圏についてお話しします。私は言語教師ですから、言語教育が問題圏に入るわけですが、では私の考えている言語教育とはどのようなものかということになりますので、今回はその点を改めて明らかにしておきます。

  1. 日常で使っている母語を見つめ直す

  2. 客観的に見つめ直した母語を鍛えて言語技術を身につける

  3. 母語との比較対照から外国語を学ぶ

  4. 母語による言語技術を学習した外国語に転移させる

上に挙げた4項目を多くの学習者に実現させることが、私の考える言語教育の中心をなすものです。これは主に書記言語教育に関わるものです。学習効率という観点から、実際の学び方の中では音声を重視することもありますが、私の関心はあくまでも書記言語教育にあります。現状でも音声言語教育については優れた研究者・実践者が多くいらっしゃいます。そうした先生方との協働で新たな言語教育を創造していけたらと考えています。

この4項目は現在でも大学受験対策として極めて有効です。難関といわれている大学の入試問題も英語や日本語の読み書きがしっかりできれば安定した得点が可能です。もちろん中等教育から高等教育にかけての学習・研究の基盤となる学力を形成するものとして、これからの中等教育、高等教育、そして大学入学者選抜においても引き続き、あるいは現在以上に重要となるものと確信しております。

私の仕事はこうした言語教育を研究し、実践することにあります。そのために日本語や英語の運用能力を私自身が高めていく必要もありますし、国語教育、英語教育の携わる先生方や、これらやその関連分野の研究に従事していらっしゃる先生方との交流も深めていきたいと考えています。そして、フリーランスで仕事をする私にとっては「持田に教わりたい」「持田と仕事がしたい」と思っていただける学生生徒さん、先生方を増やしていくことも大切なことです。

教育を取り巻く状況は決して安泰ではありませんが、今年も多くの学生生徒さんや先生方との出会いを大切にしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

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