冬期講習の絶望感
この時期に、このタイトル。
冬期講習が役に立たないというのはよくあることです。これは冬期講習への非難ではありません。冬期講習に避難する受験生はわりとよくいます。冬期講習さえ受ければ何とかなるだろうというわけです。
冬期講習は、年末年始までの受験勉強が順調に進んでいるか、ちょっとだけ遅れている人たちのためのものです。夏期講習では見かけない「完成」という言葉を含む講座名も見かけるようになります。つまり、冬期講習は受験勉強の最終段階を後押しするための講座群なのです。
それまで受験勉強をしてこなかった人をなんとかするための講座なんてありません。数日授業を受けたくらいで入試に受かるのであれば、全受験生がクリスマスに青春を謳歌しているはずです。
予備校生はすでに冬期講習の受講手続きを済ませていることと思います。あとひと月ちょっと、受講予定の講座の水準に自分を合わせていくしかありません。それができない人は受講をキャンセルするか、高1か高2の講座に変更できないか相談すべきでしょう。これは目標年度の変更、すなわち2026年以降の入試に目標を変更することを意味します。
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