見出し画像

哲学的ゾンビは人工知能の夢をみる

割引あり

哲学的ゾンビ…一見、怖そうな名前だが、ホラーや心霊の話ではないので安心してほしい。

これは哲学上の問題である「心身問題」について考える際、デビッド・チャーマーズという哲学者が提案した「思考実験」、つまり架空の話である。

心身問題とは、「心と体の関係」に関する問題だ。もっとわかりやすく言うと、ズバリ「心とは何か?」という問題だ。

心とは何か?…多くの人が一度は考えたことがあるのではないだろうか。もちろん、哲学者たちも同様である。
そして、チャーマーズは、このことをより具体的な問題として、世界に投げかけた。
すなわち
「物質や電気信号という物理的な存在の脳から、なぜ意識が生まれるのか」という問題である。
チャーマーズの、この投げかけは、「意識のハードプロブレム」と呼ばれている。言葉の通り、意識を考える際の難問だ。

今回は、「心身問題=心とは何か」という問いについて、「哲学的ゾンビ」という話を交えながら紹介する。

今回参照した書籍はコチラ



ここから先は有料とさせていただく。有料部分の文字数は約2900文字。
哲学的な内容ではあるが、活字慣れしているnote読者なら、10分から15分程度で読めるのではなかろうか。
内容レベル的には、哲学の学部レベルのレポート試験であれば、余裕で優が取れるだろうと自負している。私は優をとったことは一度もないが、学生の皆さんは頑張ってほしい。
金額は200円に設定させていただく。有料にする理由は、お金が欲しいからでは決してない。「200円という格安お値段でも売れれば、自己肯定感爆上がりで、おまけに牛丼も食べれそう」だからだ。「安い!早い!うまい!」でやらせてもらっています。
というわけなので、皆様、ぜひ課金してください。(願)



ここから先は

2,934字

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?