戦争の理解には地政学が必須?!なぜあの国がそんなことをするのかこれでわかる!
連日、ロシア–ウクライナ間の戦争についてのニュース・発言でTVやSNSはもちきりだ。
なんだかんだで戦争にはならないと、根拠なく思い込んでいた自分がいかに平和ボケしていたのかを痛感している今日この頃。
ここ最近は戦争というものがこれほど大々的に行われたことはなく、なぜこんな争いが起こってしまったのか、背景を理解できない方も多いのではないだろうか。
かく言うぼくもその一人である。
こうした国と国の争いが起こる背景には「地政学」的な背景があるようだ。
そこでこの地政学を勉強すべく、本を手に取った。
今回は、その本で学んだことをベースに地政学について簡単なポイントまとめてみたい。
では、地政学とは何だろうか。
地政学とは、「国の地理的な特徴をもとに、他国との関係性や国際社会での行動を考えるアプローチ」のことである。
大陸の中にできた内陸国か、日本のように海に面した島国かによって、国も特性や思想も異なり、動き方が変わってくる。
地政学に基づけば、大きな国際紛争は、常に「ランドパワー」と「シーパワー」のせめぎ合いとして説明できる。
ランドパワーとは、ユーラシア大陸にある大陸国家のことであり、ロシアやフランス、ドイツなどが分類される。シーパワーは、国境の多くを海に囲まれた海洋国家のことである。日本やイギリス、大きな島国とみなされるアメリカが該当する。
人類の歴史では、大きな力をもったランドパワーの国が海洋へ進出し、自らのフィールドを守るシーパワーの国と衝突する、といったことを繰り返している。
そして、ランドパワー優位の時代とシーパワー優位の時代を後退してきた、というのが地政学的な歴史の見解である。
こうした大きな枠組みを理解しておくことで、歴史上の争いや、今日の国際的な争いについての説明が一定可能になる。
地政学はコンセプチュアルな基本思想に基づいて考察する領域のようなので、あまりの情報量に歴史への苦手意識を持つ人でもとっかかりがよいかもしれない。
参考までに古典的な名著も含めて、地政学の本を紹介しておく。ご参考までに。
サクッとコンセプトや各国の特徴を知りたい場合は以下がオススメ。マッキンダーやマハンは古典的な名著。基礎からしっかり学びたい場合は読んでもよいかもしれない。
教科書的な本だと以下が勉強になった。
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