胸郭出口症候群
”出口のないトンネルなんてないもの… がんばって歩き続ければ、いつかは光をあびれるわ。”
金色のガッシュベルでのココというキャラクターの言葉です(自分はガッシュベルを読んだことないです)。力が湧いてくる言葉ですね。長い長いトンネルのように暗く落ち込むような毎日でも、いつかは必ず出口があり、人生にも光が当たるといった意味だと思います。毎日少しずつですが、自己研鑽に励みたいと思います。
胸郭出口症候群は、首から出た腕神経叢が腕へ抜ける出口のような場所で、絞扼されてしまい、神経症状を誘発する疾患です。
その特徴についてまとめました。
胸郭出口症候群(Thoracic Outlet Syndrome:TOS)
TOSは、腕神経叢(C5-Th1)と鎖骨下動脈が
・前斜角筋と中斜角筋
・鎖骨と第一肋骨(肋鎖間隙)
・小胸筋の停止部(烏口突起)後方
を走行する際に、上肢の動きなどで絞扼されるものです。
その絞扼部位で
・射角筋症候群
・肋鎖症候群
・小胸筋症候群(過外転症候群)
と呼ばれます。
症状
主に腕を挙げる動作で
・上肢のしびれ
・上肢の痛み
・握力低下
などが見られます。
特に尺骨神経が障害されやすいともいわれていますので、前腕尺側〜小指側に沿う感覚障害が特徴的かもしれません。
また、投球動作でも、肩の外転、外旋が大きいレイトコッキング期で症状の誘発が見られることがあります。
評価
以下のような整形外科的テストから判断することが多いです。
治療
自分も具体的な治療方法がわかっていません。
しかし重要なのは、絞扼部位の特定をしっかり行うことです。
それに加えて、運動連鎖などから、いかにその絞扼部位へのストレスを和らげられるかだと思います。
可動域制限なのか、動作時の問題なのか、姿勢の問題なのかからアプローチを考えます。
ではでは。