「本日は、お日柄もよく」 著者:原田マハ
「言葉は、ときとして、世の中を変える力を持つ。」
普段何気なく使う「言葉」
使いようによっては、
人を傷つけも、励ましもする。
主人公は、その「言葉」を操る仕事
「スピーチライター」を目指す二ノ宮こと葉。
こと葉は、幼い頃から好きだった幼なじみ厚志の
結婚式に最悪の気分で参加していた。
しかし、その結婚式で涙が止まらない程、
感動的で衝撃的なスピーチに出会う。
そのスピーチを話した、久遠久美という、
伝説のスピーチライターに弟子入り。
スピーチで世の中を変えたいと、
政治家のスピーチライターに抜擢され、
奮闘していくお仕事小説です📖
スピーチライターって、日本ではあまり馴染みのない職業だけど、
アメリカなどスピーチ大国では政治家や芸能人の黒幕として
当たり前にある職業🗽
スピーチとか祝辞とか校長先生の話とか、
聴いてて、眠くなる人と眠くならない人の違いって何だろう。
「言葉」は書くものでも、読むものでもない。
操るもの。
だとしたら、
ただ文章を読むだけのスピーチと
会場全体を見渡して、語りかけるようなスピーチ
いつ終わるんだろうと思うほど長いスピーチと
全文暗記されてて導入と本論の抑揚があるスピーチ
どちらが多くの人の心を捉えるか、
考えなくても分かります😊
ひとりでも多くの心を捉えてこそ、スピーチは完結する。
聴いてて、時間を忘れるような
夢中になって聴いてしまうようなスピーチの極意が
本書に詰まってました😌
見事に、読んでたら夢中になってしまい
降りるはずの駅を乗り過ごした🤣🚃笑
「言葉」の持つ力に改めて気づけた小説でした。
以前読んだ『生きる僕ら』に続き、
目頭が熱くなる物語で原田マハさんのファンになりました🥺
私も人前に立つ仕事。
どんな言葉で喜ばせようか、勇気づけようか、
考えただけでワクワクする😊
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