王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第41話
第41話 邂逅の果てーー前回ーー
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「ごめんよ。君に罪はないんだ。全て俺が悪いんだ。でも、俺たちの宝を取り戻すまでは・・・俺は・・・俺は何だってすることにしたんだ。」
気絶し聞いてるはずもない幸十に、達が弱々しく呟くと、緑色の玉を懐から取り出し、目の前にいる幸十にトドメをさそうとした。
「じゃあね。」
しかし――
"シュン!!"
「!?」
"ゾクッ!!"
達は一瞬で、背後にかなり大きな威圧と恐怖を感じた。敵うはずがないと、諦めさせるような感情にひれ伏