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【連載小説②】王神愁位伝 ー第2章 太陽の泉ー

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舞台は太陽族領地北部のシャムス地方。 太陽が昇り暖かい気候が多い太陽族領地の中でも、唯一この土地は年中雪が降り、太陽が姿を隠す極寒の地域である。 そんな極寒のシャムス地方最北端に…
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記事一覧

王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第54話

第54話 よみがえる襲撃ーー前回ーー ーーーーーー "ドォォォォォォン!!" 輝はハッとし勢…

海雲 大輝
4日前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第53話

第53話 シャムス軍の誓いと使命ーー前回ーー ーーーーーー "カンカンカンカンカン!!!!"…

海雲 大輝
12日前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第52話

第52話 太陽より輝かしいものーー前回ーー ーーーーーー 琥樹がシャムス軍たちに説明してい…

海雲 大輝
2週間前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第51話

第51話 黒き翼を解き放て、目指すは苦しむかの彼へーー前回ーー ーーーーーー 「達!!大丈…

海雲 大輝
3週間前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第50話

第50話 ピエロに残された宝 -終-ーー前回ーー ーーーーーー その後、シャムス軍が必死の激…

海雲 大輝
1か月前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第49話

第49話 ピエロに残された宝 -2-ーー前回ーー ーーーーーー そんなある日、俺はスニフ地方庁…

海雲 大輝
1か月前
68

王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第48話

第48話 ピエロに残された宝 -1-ーー前回ーー ーーーーーー ——あぁ・・・。 身体が燃えるように熱い。 高熱の鉄球が、体の中を転がり回るような感覚だ。体中の水分が蒸発して、喉が焼けつくように痛い・・・。 それに・・・身体を押しつぶされて・・・もう・・・俺は死ぬのか・・・。 ・・・でも・・・俺には・・・ ル・・・コハ・・・ル?コハル・・・そうだ。 コハル。 コハル。 俺の・・・大事な大事な残された宝がまだ・・・ ー ーー ーーーー ーーーーーー ーーーー

王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第47話

第47話 非愁位ーー前回ーー ーーーーーー "ドシーーーーン!!" 地面を揺らし落ちてきたの…

海雲 大輝
1か月前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第46話

第46話 シャムスの太陽ーー前回ーー ーーーーーー 「シャムスの人間に手を出すんじゃないよ…

海雲 大輝
1か月前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第45話

第45話 生きた闇の饗宴ーー前回ーー ーーーーーー 「「「「「我々は月族の選ばれし者の1人…

海雲 大輝
1か月前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第44話

第44話 選ばれし者ーー前回ーー ーーーーーー 「ぎやぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!」 「・…

海雲 大輝
2か月前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第43話

第43話 崖の上から雪だるまーー前回ーー ーーーーーー ”キィィィィイイン” 「おっさん!…

海雲 大輝
2か月前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第42話

第42話 猛獣OR人間?ーー前回ーー ーーーーーー ーー関連話ーー ーーーーーーー "キィィィ…

海雲 大輝
2か月前
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王神愁位伝 第2章【太陽の泉】 第41話

第41話 邂逅の果てーー前回ーー ーーーーーー 「ごめんよ。君に罪はないんだ。全て俺が悪いんだ。でも、俺たちの宝を取り戻すまでは・・・俺は・・・俺は何だってすることにしたんだ。」 気絶し聞いてるはずもない幸十に、達が弱々しく呟くと、緑色の玉を懐から取り出し、目の前にいる幸十にトドメをさそうとした。 「じゃあね。」 しかし―― "シュン!!" 「!?」 "ゾクッ!!" 達は一瞬で、背後にかなり大きな威圧と恐怖を感じた。敵うはずがないと、諦めさせるような感情にひれ伏