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季節の果物

仲良しのやまなし農業女子が、毎年9月にぶどうを送ってくれる。

小さい頃はデラウェア品種の小粒を食べることが多かった。
巨峰は美味しいけれど、皮と種があるし、値段も少し高かった。
40年後の今、巨峰、ピオーネ、マスカットなどが店頭に並んでいる。
ひと房、1000円前後かな。
やまなし直送のはもっと安くて、でももっと美味しくて。
農家の友人がいて本当によかった。
10月の周年記念には欠かせない存在となった。

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別の友人は岡山のぶどうを送ってくれる。
サラリーマンから転身した男性がつくっているらしい。
ちょうど決算が終わったところでお祝いタイミング。

こうして設立記念と決算で、ぶどうのイメージはポジティブ。
しかし、大赤字になったら、ぶどうを見るたびに決算書を思い出すのかな。

9月は梨。千葉の友人と鳥取の友人が送ってくれる。
見事にタイミングがずれるので、毎週新鮮な梨を食べられる。
鳥取の20世紀を食べると、懐かしさがこみ上げる。
千葉の豊水を食べると、なぜか誇らしい気持ちになる。

11月にはあおもりからりんごが届く。
あおもりの友人が、ここなら美味しいと言って教えてくれた。
蜜りんごのふじ。
成熟したツル割れが美味しいけど、それは購入できなくて残念。
毎年10月~12月が繁忙なので栄養補給にもなる。
今年は繁忙とは言いにくいので、ゆっくりいただきたいな。

1月には愛媛からみかんが届く。
無農薬で地元の女性たちがつくっている。
皮に傷が入ったりしているけれど、味が濃いから好き。
みかんが終わる頃から閑散期に入る。
長期の海外滞在が入ってもだいじょうぶ。

ここから6月までは決まったお取り寄せ先がない。
いちご、マンゴー、メロン、すいか、さくらんぼ、
頼んで買ってはいるものの、偶然の出会いが訪れるのが楽しみ。

新潟で農業をしている友人は、季節の野菜を送ってくれる。
お米に始まり、ルレクチェ、さくらんぼ、マンゴー、いちご・・・。
「旅する食べる通信」として、すぐ食べられる完熟果物がやってくる。

7月には冒頭のやまなし農業女子がスモモを送ってくれる。
太陽、貴陽、サマーエンジェル、ソルダム。
これらも昔は並んでいなかった。
どでも甘くて美味しくて、栄養もたっぷり。


美味しい果物を、美味しい旬に、美味しく育てた人からいただく。
こんな幸せなことはない。

さぁ、誰に何を返そうか。

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