何かをする、もしくは何もしないつもりの４日間のこと
この土日月火の４日間、私はずっと、家の中にいた それもひとりで（正確には土曜の昼過ぎに帰宅してから、だけど）
半年ぶりくらいだった 休みの日に、家で、それもひとりで過ごしたのは
とにかくこの４日間は、こもりびととなって、時の流れに身を任せて、何かをしよう もしくは 何もしないでいよう、と思った
土曜日
昼過ぎに帰宅してお昼寝をする
多分３０分くらいで起きちゃったけどネットサーフィンを楽しむ
眉アートやりたいなとか、リップもやりたいなとか、脂肪吸引のダウンタイムどんなもんだろうとか、次はどんなお部屋に住もうかなとか、好きな作家さん本出してるじゃん買おうかなとか、ネットの波を華麗に乗りこなしながら時間を溶かしてたぼーっとする
お香を焚いて、音楽を聴きながら、明日からなにしようかぼんやり考えたりしたメルカリ出品
６月のやることリストの一つ、完了！（まだ売れてはいない）痛みと戦う
案外余裕じゃん！とぶっこいてたら夜になって吐き気が押し寄せてきた 麻酔が切れたら気持ち悪くなると聞いてたから、いよいよダウンタイムが始まるのか・・・という感じだった
そのあとすぐ、顔の痛みまで出てきて、も～無理ってなって潔く寝た 眠りは浅くて、３時にパキッと目が覚めて１時間ネトサしたのち二度寝した この、時間が有限にある感じ、たまんね～～
日曜日
朝シャワー
昨日はお風呂に入れなかったから、起床後即シャワー 風呂に入ると、人間としての尊厳を取り戻す感じがする ごめんね風呂キャンセル界隈のみんな、そちら側にはいけないわ自分の顔と向き合う
ホクロ増えたな、とか、毛穴すごいな、とか、真正面から向き合うといろんな課題が見えてきてしまう・・・視界はある程度ぼやけていた方が生きやすい とりあえず、他の美容のことは8月になったら考えよう 今は輪郭のことに集中しなくちゃ土曜ルーティンの掃除をこなす
昨日できなかったノルマをかたっぱしからやっつけていくも、術後のせいかすぐバテる 無理はしたくないのでちょうどいいところで切り上げたハンドソープが届く
友達の家におじゃましたときに使ったハンドソープがとてもいい匂いで忘れられなかったから、メーカーを聞いて同じものをポチったのが、早速届いた！使ってあらびっくり！クッサーイ！あのときいい匂いだと思ったのは酔っ払ってたからだろうか・・・酔うと鼻もイカレるんだな映画を２本観る
「生きちゃった」
仲野太賀×若葉竜也なら見るしかないでしょ、で見たけど、あまりにも意味不明だった 「夜空はいつでも最高密度の青空だ」の監督か・・・納得です 鑑賞後に監督チェックするようになってから、Filmarksがもっと楽しくなった 邦画は雑食な自分にも案外得意不得意があると知る
「PLAN 75」
普通に疲れた お年寄りをぞんざいに扱うストーリーはとにかく心がすり減る・・・じいちゃんばあちゃんに会いたくなった
てか河合優実、まじでもっと売れてほしい、もっともっと観たい（ここでも磯村勇斗と共演してるんだ！あついな）痛みとの闘い
鎮痛剤の効果が切れると、猛烈に痛くなる そして若干病む枕カバーをつくる
久しぶりにミシンをひっぱり出して、ずっと作ろうと思っていた枕カバーをつくった 生地はマリメッコのミニウニッコ（かわいすぎる）
ボタンもつけたんだけど、ボタン穴は手縫いで下手くそなのがまたいい感じ（自分に甘い）
ついでに既製品の枕カバーもサイズ調整のためミシンで縫った
ミシンってたのしい、達成感に満ち溢れながら寝た 自分てやっぱり天才かも
月曜日
顎が激痛で無念の７時起床
せっかく寝坊できるお休みなのに、痛いので起きる、これほど悔しいことはない でも早起きしたら何か得するかもしれない洗濯機を２回回す
掃除が捗りそうな気分だったから、調子に乗って２回も回した 柔軟剤を新しくしたら、すごい好みの匂いでラッキー あとはちょこまかした掃除を終わらせて家計簿をつけた ３～５月は散財に散財を重ねたから６・７月は節制を決意映画「羊たちの沈黙」を観る
アマプラ配信終了が迫っているということだったので、慌てて観ることに でもダメだね、洋画は集中して観ないと、登場人物が全く覚えられない 犯人の名前が判明したけど、「え！？だれ！？？？」ってなっちゃったよ（最悪）お昼寝２時間
そうそうこれこれ、これがやりたかったのよ
でもなんか変な夢をみて汗かいたおかゆをたべる
ようやく、ヨーグルト以外のものを摂取・・・ずーっと空腹を感じていたけど、痛みのせいかここまで食べずにこれた（せっかくなら、プチファスティングして痩せたかったし）
おかゆには卵とネギと茅乃舎だしを入れて、最高の味になった。好きな人が体調崩したら、看病してこれを食べさせて、惚れさせちゃお～！（不純）
火曜日
冬服にアイロンをかけて、しまう
ようやく、衣替え ほぼ夏なのに長袖を着てた自分にさようなら
アイロンがけって、１枚なら全然いいけど、３枚とかになるともう無理になっちゃう だからアイロンなしで着れる素材の服ばかり買うようになった
冬服をごっそりしまったら、夏を迎える準備ができた感じがしていい気分。夏！来いよ！もういいぞ！（とか煽ってたら大雨、しかも肌寒い。もしかして長袖しまう時期盛大にミスった？）飴を舐める
とにかく空腹、でも食べれそうなものがない・・・そこで見つけたシーグラス風キャンディの瓶 好きな人が前におみやげでくれたやつ（センスいいよね～）可愛くて愛おしくて大切でずっと眺めていたくて食べずに飾ってたんだけど、我慢できずついに食べてみたらあまりのおいしさになぜだかうるっとした映画「そばかす」を観る
三浦透子、めちゃくちゃに好き（エルピスの時から好き）で、今回も良さが際立ってたし、またしてもマエアツのヒス演技が見れて歓喜だった
でもまたこのテーマかって感じ（自分から選んでおきながら）、もう多様性はおなかいっぱいの模様小説「消滅世界」を読む
好きな人が、読んでいた本 この世からセックスが不要なものになるという話 でも本当にセックスが不要になったとき、自分はどの段階でそれをやめるのか気になる 異常な世界で正常でい続ける自信は残念ながら、ない
性欲とか、家族という形がもつ価値とかが大切な人の中から消えたらどうしようってちょっと考え込んじゃった映画「手」を観る
おじさん好きな歪んだ女の子が、エモエロ男とくっついて幸せになりかけたけどまた不幸になったと思いきやちゃんと前を向けるようになりそうな話 やばかった2024最高得点叩き出した
でも普通にポルノ映画だから、好きな人には観て欲しくないね、おすすめできないもどかしさ昔に書いた私小説を掘り起こす
PCの調子が悪くてポチポチしてたら、お恥ずかしすぎる掘り出し物を見つけて、思わずじっくり読んでしまった 書き途中でほっぽりだしてたけど、それでもおもしろい 自分ってなんでこんなにおもしろいんだ、大好きすぎる
でも、もう蘇ってこない記憶もたくさんあって、書かないと、書かないと忘れちゃうって思った
こんな感じの４日間だった
書き出してみると、案外もう思い出せなくなっている瞬間が多いことに気付く 記憶を辿るのは、ビデオを巻き戻すみたいでおもしろい
そういうもんだよね、日常って
何でもない日々
どんどん上書きされていく
いつか思い出したら楽しそうな一日もあったりするから 時々残すようにしたい
ひとりの時間を過ごしてみて、自分はひとりでいることも好きだなって再認識する
好きな人にも、好きな時間はあって、好きな時間でなくても、必要な時間はある
好きな人を好きになってから、文字どおり、のめり込んでいて、たくさん一緒にいたいし、好きな人のことをちゃんと（ちゃんと？）ずっと考えている
でも自分と会うことが、負担になっていないか、ものすごく気にする
「負担になんかなっていないよ、自分も会いたいし」と言うしかないことも知ってる 自分が反対の立場なら同じことを言うに決まっているから
好きな人にも、ひとりの時間を大切にしてほしいと思うし、そうやって均衡を保ってきた人だということをなんとなく知っているからこそ、つらいときには私のことよりも自分のことを優先してほしかったりする（こればかりは強がりではなく本当にそう思っている）
良好な関係というのは、良好な精神状態の上にこそ成り立つものだと思う
好きな人の悩みが仕事だっていうなら、それと向き合う時間をちゃんと取って、レジリエンスを高めてほしくて（レジリエンスという単語を使いたかっただけの人）
自分は、好きな人の「肥料」にはなれていないと知ってから、そんなことをぼんやり考えるようになった 私はこれを良い心の変化だと思っているけど、好きな人もそう捉えてくれるのかは自信がない だから直接伝えることはできていない
会っているときの幸せはもちろん大事で、それと同じくらい、会っていないときに、どれだけ幸せでいられるか、という視点を忘れずにもっていたい
自分はすぐ、壊れながら追いかけようとしてしまう
お願いが２つあるの、って言ったら
いいよ、３つ聞くよ
って言ってくれそうなあなたが好き
わたしは、今も、小林緑になりたい