バレンタインデーだからチョコについて調べたら_健康のマメ知識が手に入った__カカオだけに_

バレンタインデーだしチョコについて調べたら、マメ知識を手に入れた。【カカオだけに】

ハイライト
・カカオを多く食べるクナ族は高血圧になりにくかった
・新垣結衣がチョコ食べて「しあわせだなぁ~」って言ってる
・リーディングスキルUPにはダークチョコレートがオススメ
今日はこれだけ読んどけば、
チョコの豆知識が披露できるかもしれませんね~。
(カカオだけに)

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🔱神々の食べ物、カカオ。

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チョコレートは古代メキシコ人が栽培に成功したカカオが原料のあま~いお菓子。

古代マヤ族はカカオを飲み物に加工し、神々の飲み物として司祭や王、貴族が儀式で使用していたほどで、もともとは超高級品。セレブや金持ちだけがアクセスできる貴重品でした。

しかし、コロンブスがカカオを発見し、スペイン人が砂糖やその他の材料を加え、今のチョコレートが誕生します。

チョコレートはその美味しさからヨーロッパ全土、北米へと広がるにつれて大量に生産され、安価でおいしい世界最大のお菓子として定着していきます。

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近年、チョコレートには数多くの”ヘルシーな効果”があることが判明します。いわゆるカカオポリフェノールなどの抗酸化物質がその代表格です。

チョコレートは糖分多め、高カロリーで虫歯の原因になるという不健康なイメージがありますが、それは過去のイメージです。

カカオ70%、80%などの健康を重視した製品も大量に販売されるようになりました。そんな今だからこそ、チョコレートについての考え方を改める最高のチャンスかもしれません。

バレンタインですしね!


カカオを多く食べるクナ族は高血圧が少なかった👨‍⚕️

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インドに住むクナ族はカカオを自家製ココアにして飲む習慣があります。2006年の研究によるとココアを多く消費しているクナ族は、動脈硬化や高血圧、糖尿病などの生活習慣病になりにくいことが判明しました。

クナ族の住人が都市部(パナマ)に移動してココアを飲むのをやめてしまうと、これらの病気の罹患率は普通のヒトと変わらなくなってしまう為、ココアやカカオに含まれる成分には、これらの病気にかかりにくくする効果があると考えられています。

もちろん、糖分かなり控えめのカカオたっぷりココアなので、私たちが飲むものとはちょっと違いますが、ココアにヘルシーな効果が確認された面白い研究です。

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さらに、ワーヘニンゲン大学が行った2006年の研究では、470人の高齢者を対象にした研究を行っています。その結果、ココアの消費量が多い人ほど、血圧が低くなることが判明しました。

したがって、カカオやココアには動脈硬化や高血圧のような血管病に対してポジティブに働く可能性が高いと考えられています。

多くのココア研究には、カカオを原料としているチョコも同列で語られることが多く、カカオ70%チョコなど糖分控えめのチョコであれば、同じような効果は十分期待できると考えられます。実際に、いくつもの研究成果がそれを証明しています。


ダークチョコレートは、予想通り健康的🍫

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BMJ誌に2012年に掲載された研究では、カカオ60-70%のダークチョコレートを食べてもらうことで、心筋梗塞狭心症などの心血管イベントの発生を防ぐことに成功しています。

カカオが沢山入った食べ物が血管系に良い影響を与える効果はいくつもの研究で示されており、日本語で分かりやすくまとめられているページも存在します。
イラストや図が沢山あって分かりやすいのでオススメです!
国立循環器病研究センターでも言及されていますね!


チョコレートは不安をふっとばす”幸福食”かも🐣

「 しあわせだなぁ~ 」(Meltykiss:「雪原のピアノ編」)

新垣結衣が言ってるんだから間違いない。
というか、こっちが幸せです。本当にありがとうございます。


という話は置いといて・・・

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2007年には面白い実験が行われました。チョコを食べるとネガティブな気持ちを軽減できるというものです。

48人の参加者に協力してもらって、暗い映画を見てもらいます。参加者を2つのグループに分け、チョコを食べたグループと、水を飲んだグループを比較したところ、チョコを食べたグループの寂しさや悲しみのようなネガティブな感情が少なくなることが分かりました。

したがって、ネガティブな気分になった時にチョコを食べるのはメンタル的には大正解です。やったね。

ただし、この効果は3分程度しか続かないので、チョコで少しポジティブになったら、気をそらすような別の何かをすることが重要です。

ずーっとチョコを食べ続けるハメになっちゃいますよ!


チョコレートに含まれるエピカテキンはすごい🧪

様々な薬用植物についての研究を出版しているPlata Medica誌から2018年に出版されたレビューによると、チョコレートの中に含まれる有効成分のうち、最も科学的にエビデンスがある成分はエピカテキンだと結論づけています。

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http://www.catechin-society.com/iroha.html より引用

カタカナ出てきましたが、体にいいヤツ!くらいに思っていただければOKです。

エピカテキンは、脳の血流を改善することで、神経のダメージを抑制します。さらに記憶を司る海馬の神経を活発化させ、認知機能を強化すると考えられています。

2011年に行われたレディング大学の研究では、チョコを実際に食べてもらった人の認知機能が改善することが示されています。

この研究では、30人の参加者をエピカテキンが多く入っているチョコを食べてもらった場合と、そうでない場合でコントラストの低い”文字の読み取りテスト”を行ってもらいました。

その結果、エピカテキンが多く含まれたチョコを食べたグループは読み取りの成績が優位に良くなっていました

小規模な実験ですが、チョコに含まれるエピカテキンは認知機能にポジティブな影響を与えるようです。

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2018年の研究では、カカオ70%チョコレートにはミルクチョコの3.6倍も、エピカテキンなどのポリフェノールが含まれていることが示されています。したがって、食べるなら絶対にカカオ多めの方がお得。

もちろん、食べ過ぎは良くないですよ!カロリーが低いワケではないので、適量は5ピースくらいでしょう。チョコには少量ながらカフェインが含まれているので、1日に何枚も食べるのは食べ過ぎかもしれません。


チョコレートで起こる悪影響はほぼなしだけど☕

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チョコレートを食べることによる悪影響はほとんどありません。子どものころ親から聞いたような悪影響はほとんど無視できるレベルです。

しかし、いくつか気をつけなければいけない点があるので、それもご紹介しておきます。

■胸やけについて
チョコレートに含まれるテオブロミンという成分は、胃液の逆流を防ぐ食道括約筋を緩めてしまうので、胸やけが起こることがあります。
■ニキビについて
2015年に行われた研究ではニキビが気になる人に、99%のダークチョコレートを4週間毎日食べてもらいました。
すると、ニキビができやすくなってしまいました。
99%のダークチョコレートを普段食べている人は少ないと思いますが、ニキビが気になる人は食べ過ぎ注意かもしれません。


まとめ

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チョコレートは体に良い食べ物です。ポリフェノールやカテキンの一種”エピカテキン”は特に研究が進んでおり、たくさんのポジティブな効果が示されています。食べるなら、エピカテキンが沢山入っているカカオ70%以上のチョコレートがとってもオススメです。

高血圧や血管系の病気が気になる人や、ネガティブな気分になってしまったとき。アタマを使う仕事をする前などはチョコが役立つ可能性があります。

ただし食べ過ぎには注意。カカオ70%のチョコは1日5ピースくらいにしておくのが良いでしょう。食べ過ぎは胃もたれやニキビの原因になってしまいます。

おしまい

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引用

McCullough, Marjorie L., et al. "Hypertension, the Kuna, and the epidemiology of flavanols." Journal of cardiovascular pharmacology 47 (2006): S103-S109.

Buijsse, Brian, et al. "Cocoa intake, blood pressure, and cardiovascular mortality: the Zutphen Elderly Study." Archives of internal medicine 166.4 (2006): 411-417.

Zomer, Ella, et al. "The effectiveness and cost effectiveness of dark chocolate consumption as prevention therapy in people at high risk of cardiovascular disease: best case scenario analysis using a Markov model." Bmj 344 (2012): e3657.

Latif, R. "Chocolate/cocoa and human health: a review." Neth J Med 71.2 (2013): 63-8.

Tuenter, Emmy, Kenn Foubert, and Luc Pieters. "Mood components in cocoa and chocolate: the mood pyramid." Planta medica 84.12/13 (2018): 839-844.

Zugravu, Corina, and Marina Ruxandra Otelea. "Dark chocolate: To eat or not to eat? A review." Journal of AOAC International 102.5 (2019): 1388-1396.



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