未・革命

タイムイコールマネーのくらし喫煙所には寿命屋がたまにいるらしい
 
有り金をはたいて買える数日じゃ消化できない積読の丘
 
病名がつくのもつかないのもこわい病院は隣町にしかない
 
降りたことない駅が減っていくたび逃げ場をうしなうような気がする
 
馬鹿にしか見えない電車ぼくだけをおいて列車は幸福駅へ
 
別れたら死ぬって泣いてた別れても死なない元カノより重い病
 
ご近所の夫婦喧嘩で心臓が逆再生する怒鳴らないでよ
 
好きなもの好きと言いたいその3倍嫌いなやつを嫌いなままで
 
君のこと全部知りたい世間など知らないまんま死んでいきたい
 
今日もまた革命前夜の面持ちで眠りにおちる未・革命家
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。