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大海明日香
2022年7月2日 19:28
音楽だけが増えていく音楽だけが増えていくこの部屋にも街にもわたしの腹にもあたらしい音楽だけが増えていくの宇宙は無音なんだって無音なら君も詩を欲しがるだろうか宇宙飛行士になったんだってすきだったひとに言われた日スペーススーツのまあるいあたまを撫でてあげる練習のためにスイカを買って帰った夏の似合わない部屋でスイカを抱きしめて眠った何か孵ればよかったのに帰ってきてくれれば
2020年2月22日 22:42
雑音から守ってやれない不甲斐なさが喉に詰まってまた何も言えないから何も聞こえないふりをするよ有線の安いヘッドホンがどうにか拾うベースライン震える心臓がきみに透けて見えたらいいのになそんで目に見えるものくらい大事にしろって叱ってくれ あの日 家出でもすればよかった未来なんか 1秒先でもないようなもんだと思いたかったぜんぶ歌うためだったなんてこと思い出したくなかった
2020年2月1日 20:05
神様が音楽を信じていてよかった、かみさまがおんがくをしんじていてよかった、かみさまが、おんがくを、しんじていてよかった。 キライなものがないと上手にいきていけないのに、トマトもにんじんももう食べられるようになってしまった、ちいさな希望を踏みにじって歩いていったひとを憎むより哀れだと思うこと、きっと正しいけど激しくはなくって、激しくなければ、あの日に聴いた音楽のようにはなれない気がした。
2019年12月24日 22:09
わざと吐いたため息が白くなる、雪は降っていない、聴きたかった曲や歌いたかった曲がシャッフル再生で流れてきたときだけはカミサマも運命も信じちゃいそうになる、けれど、その瞬間に過去も未来も価値を失ってしまうから、音量をあげた、ロックスターもロックスターになれないぼくらもざっくり平等にいつかみんないなくなるけど、音楽も言葉も永遠だよ。永遠、えいえん、エイエン、子どものように繰り返す、絶対忘れな