マガジンのカバー画像

深夜、堕落したブルーライト、ぼくら勝手に孤独になって輪廻。

208
散文詩/自由詩まとめ。
運営しているクリエイター

2023年5月の記事一覧

ハローメアリー、おやすみリトルバグ

 
羽虫を殺したこと以外に、咎められることがあっただろうか。
 
 
夢に見る絞首台はピンク色で懺悔より怖くなかった。
いつも階段を上る前に目が覚めるから、わたしはわたしのことを少しも責めていないことが分かって、すこやかに起きる朝に昨日たらしたはちみつくらいの、ちいさなスプーン1杯分の不快感が残っている。
 
前世の名前はマリーじゃなくてメアリーだった(本当はエイミーが良かったけど、その名前は年の

もっとみる