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晩餐ブルースを見て男性の生き方について考えてみた

 テレ東系で放送されているドラマ晩餐ブルースにハマっています。TVerでまた初回しか見ていないものの、次回が楽しみ。男性の孤独をゆるく解きほぐしてくれそうな良作の予感大です。 


 BLではない作品で、こういうのがあったらいいな、とずっと思っていた。同性の友人と過ごす晩餐。みんなどこかでそういう友人を欲していると思う。でもなかなかそういう相手が、見つからなくて・・・。ただお美味しいご飯を食べて、おしまいじゃないのがこのドラマのいいところ。大人のほろ苦さや、どうしようもなさも根底に流れていて、そこがこれからどう物語に深みを持たせるのも気になるポイントの1つ。

 夢をかなえても辛くて、もしくは夢が一時的に叶った後のお話や、主人公達が苦悩する姿を書いていく作品ってあまりない。魔法が解けた後の話って恋愛物には多いけど、お仕事ものでそれをやってしまうとあまりにリアル過ぎたりして・・・。


 この話は憧れの業界に身を置き続けるハードさのようなものも、伝わってきていいですね。晩餐ブルースもスペシャル化したり、第二弾作れると思います。もしくはアラフォー晩餐ブルースやアラフィフ晩餐ブルースとスピンオフも作れそう。描けるテーマは、無限にある。視聴しながら、これからの男性の生き方のヒントを見つけられたらいいなと思って楽しみに見てます。


 男性の孤独を男性が癒す。変な意味じゃなくて共働き家庭も増えた今、男同士の助け合いが本当に必要になってきていると思う。なんとも可能性を感じるテーマ。テレ東はひょっとすると金の鉱脈を掘り当てたかも知れない。人生が上手くいかなくて、不倫に走るとかそういうのじゃない展開のドラマがずっと見たかった。


 まだ助け合う事に慣れていない私たちは、どうやって助け合うかも試行錯誤。でもそのステップも含めて、男性が学習して反省して新しい関係性を築築いていく。ものすごく面白い事が起こりそうじゃないか。すぐに多くの問題をどうにかする事は出来なくても、ちょっとずついい方向に向かう。ドラマで扱う内容は、希望と期待を感じるテーマでもあると思う。



 どう生きるかは自分で決めたし、お金もそこそこあるけど、家庭や職場以外にもっと自分らしくいられる居場所が欲しい。適度な愚痴を話しても、「自慢?マウントとられた」などと、いちいちピリピリしない関係。ちょっと贅沢で普遍的な悩みに対する答えが、晩餐ブルースの中にこっそり忍ばせてあるような気がしてなりません。


 でもそういう仲間や場所が、日本のどこかにあってほしいなぁ。宗教的なコミュニテイーとかではない場所で。







 


 


 
 


 
 


 

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オウチニスタ
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