酔いどれ読書術
酒場にまつわる本を、今年は読みました。読んでこの小料理屋さん行きたいと思う本もあれば、なんだか読み進めていく内にほんのり酔った気分になる本も・・・。
お酒好きな人の書いた文章は、本当に人を酔わせる効果もあるのでしょうか。だとしたら筆力が凄いです。でも旅行エッセイも、行った気になれる本はありますし、食べ物エッセイにも食べたような気分になる。そうか同じ感覚なのだろうか。
ある時大竹聡さんのお酒の本を読んでびっくり。酔ってませんシリーズおすすめです。内容は面白い話に振ったエッセイです。私はお酒に弱く、そもそも泥酔経験はありません。なるほど深酒とははこんな感じなのか。不思議と緩やかに理解できるのです。これからの人生で私はおそらく泥酔する経験は一生ない。2日酔いすることもない人生。でも寂しくない。活字で想像するというのも、なかなか面白いものだ。
これこそまさしく新体験ではあるまいか。お酒エッセイを読むと実際に飲んでなくても、ほろ酔い気分で就寝。なんだか今日はよく眠れた。そんな日もあるのです。
寝つきが悪い方は、読書で快眠を誘発。そんな手もアリです。ふわふわ心地で良い夢を。頭の中を自然とほっこりした状態に持って行く。使い方によっては十分可能かと。洒落た飲み方をした大人然として、布団にごそごそ入ります。
これにて体に優しい睡眠習慣のはじまりです。パリッコさんの本や山田真由美さんの本も良かったです。最初は優しめ文体の本が眠りに行きやすいかも。
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