子供のこころ
何年こんな事を延々と続けるつもり?もうここ10年くらいずっとモヤモヤしている事があります。はじめは黙っているつもりでした。もうそろそろ誰かが、口を開かないとダメではないか。最近小さいお子さんの心の問題について、どんどん変な方に行ってませんか?
私の感覚がずれているのか。そういう事ではないだろう、と突っこみたくなることが多すぎる。私小さいお子さんの福祉にまつわる仕事してたことがあって、想像だけで物を言っているつもりはないのですが・・・。
仕事としてやっていくと、だんだんしんどくなって、退職しました。多分周りの人と温度差もあったのでしょう。わりと他人事のような対応の人が多くて、子育て相談するにも当てにならない場所。
「ただ来るから対応しました」じゃ困るのに、適当にあしらって終わりというスタンスがまるわかりでなんだかなぁ。クレーム起こさなければ、それでOKはいただけない。
お医者さんの書いた診断書が届いたりしたこともあったけれど、何が言いたいのかよく分からないものもあったり。とにかくやりにくい仕事でした。医療現場も教育現場も、ただただ混乱している。どう対応すべきかすらも分からず、手をこまねいてるのが現状。
そもそもそんなに急いで診断つける必要あるのかな?何か適切に対処できるのなら、診断出してもいいと思う。よく分からない状態でこのお子さんはこうですって言っていいんだろうか。ちょっとそこらへんもうちょっと慎重に対応して欲しい。
子供の心は繊細。ましてや児童精神科に来るような子は、神経が細やかに出来ているので。やはり大人と子供は違います。違って当たり前。年上の人が年下の人を見て「最近の若者は・・・」なんて話はいくらでもありました。
でも今の子供の心の問題ってそういうのと違うでしょう。子供の心にひびが入ったり、壊れたりしているのなら、回復をすることを念頭に置いた治療もしていただかないと。
すぐに障害という言葉をつかうのはいかがなものか。発達障害やアスペルガーという言葉が出てきて、ますます大人も子供も息苦しくなったと思う。そういう概念や区分って本当に必要なのかな、と思ったりもします。
一度有名な児童精神科の方とお話しする機会があって、話をしてみたもののずっと平行線のまま、最後まで全くかみ合いませんでした。きっとそこが私の感じる違和感の正体。お互いに根本的な考え方が違うんだろうなと変に納得。
失礼かなという思いもあり迷いましたが、「それはちょっと違うんじゃないですか」とやんわりとご意見もさせて頂きました。どこまで相手に届いているか分からないし、嫌われてもいいかという思いでプチ説教。
混沌とした現場で一石を投じるきっかけになれば・・・。そう期待していたのに、甘かった。どんどん事態は悪くなっていくばかり。もう少し当事者の気持ちを聞く機会もあっていいと思う。本人さん達にしか分からないこともあるだろうし、みんながみんな手帳欲しい人ばかりでもない。
「あなたはこうだから」と一方的に決められるのもやはりしんどいと思う。はたから見ている分には、ちゃんと診断した後のアフターケアしっかり出来てるようには思えなかったもので・・・。私もただ想像する事しかできないから、分からない事も多いけれどなんだか釈然としない。とにかくモヤっとすることが多いですね。
当事者不在のアスペ論争。放っておいたらその内大変な事になるぞ。何の影響力もない私でも、たまにはこうして発信していく事って大事なんじゃないか。そう思い今回記事にしてみました。