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直感・インスピレーションの鋭い人「失調型人格」

風変わりで非現実的な知覚を特徴とするタイプの人がいます。
他の人には感じられないものを感じたり、中には霊的現象や宇宙交信など特別なか関心を持ち、程度の差こそあれ、実際に幻聴が聞こえたり霊感の強さを感じることもあります。
このタイプは失調型パーソナリティ(失調型P)に分類されます。
変わりものに見られることも多い、このタイプの魅力の伸ばし方を解説していきたいと思います。

現実離れした感覚の持ち主

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このタイプは、鋭い知覚に支配されており、非現実的な考えを持つのが特徴です。
シゾイドPと統合失調症にとても近い近縁性を持つといわれています。
偏りの強い失調型Pの特徴を整理してみたいと思います。
(シゾイドPの解説はこちら↓)

被害妄想を抱きやすい

悪口を言われている、貶められている、攻撃されている、否定されているなど、対人関係に置いて被害妄想を抱きやすい。

風変わりな容姿

奇抜で風変わりな服装やヘアスタイルを好む。

霊や超常現象に関心がある

直感が鋭く、特別な体験を持っていたり、他の人には感じられない存在を感じたりする。

奇妙な知覚を体験する

幻聴や幻覚を体験することもある。

常識を超越した感性

常識に囚われない、日常を超えた発想で、新しいアイデアを次々と生み出していく。

人付き合いが少ない

人に合わせたり、自由を縛られると窮屈さを感じ、強いストレスを感じる。

豊かなインスピレーションを生かして、宗教家や芸術家、研究者として活躍する人も多いです。
ただ、ストレスがかかると心のバランスを崩しやすく、力を発揮できなくなるので、自由業やマイペースでできる仕事が向いているといわれています。

偏りが強くなる要因

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冷たく形式ばった親を持つことが多いといわれています。
小さい頃に、十分な温もりや抱擁、親密な刺激を感じることが乏しかったことが、偏りの強さを生み出しているともいわれます。

現実との折り合いをどうつけるかが鍵!

神経過敏で生きづらさを抱えますが、その発想力たるものは見事です。
常識に囚われないアイデアを、単なる思いつきで終わらせないためには、いくつか注意する点があります。

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自主性を尊重してくれる環境

独自性や自主性を尊重してくれる環境を持てるかが重要です。
がんじがらめの環境では、クリエイティブな力を削いでしまいます。

理解者・支援者を持つ

過敏さ・気難しさを理解してくれる人を見つけ、なるべく人付き合いを減らしていくことです。
大きな組織の中で働くのではなく、自由業やマイペースでできる仕事を持ち、現実的なアドバイスをしてくれるパートナーを持てるかが、成功の鍵となります。

周りとの協調を心がける

このタイプで成功を遂げていく人は、社会性・協調性・処世術のスキル磨く努力をしているといわれます。

現実との折り合いの付け方

直感や勘が鋭く、観察力に富み、周りが自分にどう反応するかをよく見ています。
敏感で傷つきやすいため、客観性を見失い、過剰に反応してしまうことが、不安定さを生みます。
自分の世界を、現実の世界に無理に当てはめようとしないこと。
現実的なアドバイスをもらえる関係性を築いていくことです。

ユニークな発想をカタチにしていくまでの地道な努力

理解者との信頼関係構築や、アイデアを現実のものに生かせるまでの道のりは、どれもすぐに手に入るものではありません。
信頼すべき相手とは、距離を保ちながらも、安定した人間関係を維持できるように地道な努力が必要です。

人はどうしても、自分の知る範囲で相手を理解し、決めつけてしまうところがありますが、それでは、相手の持つ本当の魅力を引き出すことは出来ません。
パーソナリティの知識を活用して、潜在的な能力を引き出す。
新しい人育てのメソッドです。

鶯千恭子(おうち きょうこ)

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