[健美茶話]気について②~気を巡らすには散歩がおすすめ~
前回は東洋医学での 体のしくみの概念として
「気の働き」について書きましたが
今回はその続きです。
「熱」の働き
気とは 身体中をくまなく巡っているとされていますが、「気」は体の熱によって動かされます。
ストーブの上に水の入ったヤカンを置くと
中の水の温度があがって沸騰するとブクブクと泡がたくさん浮かびあがってきます。またさらに激しくなって 白いけむり(蒸気)がモクモク。
この泡や蒸気が 体に置き換えたら「気」です
熱によって気は動かされます。
「熱」の作り出しかた
では 熱はどうやって作ればいいのか?
動いて作ります。
まずは24時間休まず動いているのは心臓
心筋の収縮運動で熱が生まれます。
食事をすると体が暖まります。これは食べ物自体が温かいものである以外に 噛むとか 胃の動きなど 動きますので熱が生まれます。
そして もうひとつ大切なのが
運動です。骨格筋を動かして作り出す熱が気の働きを支えてくれます。
~健康維持には適度な運動~とことあるごとに耳にする目にするフレーズですが
体のしくみとして 動かないと巡らない
巡らないと生きていけないということなんです。
日々運動不足で 全然歩かなくってということだと 「熱」がうまく作りだせないので
「気」がうまく働かず 前回の記事でお伝えした
「気の働き」がどれも中途半端になり
自覚症状の例をあげると
「手足が冷える」「生理痛」「胃下垂」「神経痛」「風邪をひきやすい」「皮下出血しやすい」などなど 他にも 今もし不調なところがあるとしたら それも多分少なからず気のトラブルも影響していると思います。
散歩がおすすめ
運動はほんとにちょっとでいいんです。
散歩 もしくは階段をこまめに使う。
特に上がり階段がおすすめです。
身体を上へ持ち上げるという動作が
たくさん筋肉を使います、そして身体の深いところの命の源とされている「腎」を養います。
「熱」も効率よく生まれます。
オフィッスで一階上のフロアのおトイレを使うようにするとか 駅では階段を使うとか
散歩のコースに坂道を選ぶとかそんな感じです。
何か日常に組み込むイメージはできますか?
一念発起なんかして トレーニングGYMに通ったりしなくていいし ホットヨガはほんとにほんとにしないでくださいね(理由はまた改めてしっかりお話します)
ちなみに私は マンションの3階に住んでいますので 階段を使って上がり降りしています。
スーパーの買い物の荷物を持って上がるときだけはエレベーター使っていいことにしてます(笑)