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自分の中で何かが変わった(気がする)

価値観や考え方が自分と似ているのに、凄く楽しそうに日々を過ごされている方を知りました。
「過眠ちゃん」さんです(以降、過眠ちゃんと呼ばせてください)。

過眠ちゃんの動画は昨日今日で殆ど視聴いたしましたが、過眠ちゃんの過去がまんま今の自分について語っているかのように思えました。

今の自分とは、彼女に振られて自分のことがちょっと嫌いになった自分のことです。自分の嫌な部分というのが、
1つ目が遠距離で精神が不安定になる+自分軸がなくて、彼女に依存したこと。
2つ目が自分にお金を使ってあげられないこと。

びっくりすることに、過眠ちゃんも今では考えられませんが、上の2つの症状で悩んでいたそうです。
ただ、自己分析を行い、自分がどうしてそうなったのかという原因究明を行うことで、今では自分のことを好きになれているそうです。

そもそも自分のことが嫌いな原因は、過去の積み重ねが原因であることが多い。そして価値観を変えることは、染みついた過去を清算することに等しいため、難しいのだと思う。

しかし、彼女に振られたことと、過眠ちゃんを知ったことから自分を変えたいという思いが一層強まりました。
また別れた時に元カノに言われた、「人はすぐには変わらないよ。」と言うセリフも、自分の胸につっかえており、今後の幸せのために変わりたいと思うようになりました。多分この言葉は一生忘れない楔として、自分の心に残る気がします。
(今では、呆れから出た言葉か、復縁はないことの念押しなのかは分かりませんが)

そこで過眠ちゃんと同じく、自分の行動原理を考えた時、やはり今の価値観は家庭環境の影響が大きかったのではないかと考えるようになりました。
この歳で自分の価値観や考え方の歪みを、家庭環境だけの所為にするつもりはありません。ですが、今と昔に正面から向き合うことは大事な事だと思うのです。

あまり詳しくは書きたくないですが、我が家は喧嘩の多い家庭でした。
もしかすると、自分が結婚して将来幸せな家庭を築きたいと思っていることも、このことに起因しているのかもしれない(一気に遠のきましたというブラックジョークを添えて)。

喧嘩の絶えない環境に影響されたのか分からないけれど、昔から自分は我慢する子であったと思う。
友達が持っているものに憧れはあったが、なかなか欲しいとは言えず。
シャーペン、ゲームソフト、漫画、カッコイイ服…当時は周りの皆んなが羨ましかった。

しかし、ある時から我慢するよりも、そもそも興味関心が湧かなくなっていった。親から誕生日や外食などで飲みたい物は何かある?と聞かれた時、「水。」とだけ伝えていた気がする。怖いのは我慢しているという気持ちは無かったことである。そうするのが当然、当たり前という気持ちの方が強かった。

もう自分の欲しいものが分からなくなっていた。
自分は何も望んではいけない、何も持つべきではないと考えが凝り固まっていった。

親からもお金を節約することは良いことだと刷り込まされて、お金を使うことが怖くなった。
中学生ではお小遣いがなかった。親も欲しいものがあったら、渡すよと言われていたが、何も求めなかった。

こうして、お金を使うことが怖い、自分のために自分に何かしてあげることができない、周りのものに興味がない価値観に育ったのだと今は思う。

社会人になって、手に入るお金が増えれば、お金を使うことが怖くなくなるのでは?と思うが、お金を使うこと自体がストレスになっていたのだ。
今貯めているお金は使えないのではなく、将来の結婚費用に向けて貯めていると自分に言い聞かせていた。自分だけの稼ぎでも2年あれば、平均的な結婚費用は十分に溜まった。どれだけ異常な生活だったかは判ると思う。

例えば、ショッピングモールで元カノとデートしている時も、○○円以上購入のレシートで駐車代無料のところ、その金額に達していないことがあった。

また、ドライブデートで助手席に座る彼女が飲み物を2つ買ってきてくれて、選んで!と言ってくれた時も、嬉しいけど自分の分は大丈夫だよと言ってしまった。今思うと、どれだけ良い彼女だったんだろう、本当にお金に取り憑かれていた。

お金を使わないことで不幸になっていたが、それでも怖くて使えなかった。
遠距離の往復でかかる費用は気にせずに払っていたはずだったが、今思うと深層心理では一般の人より常にストレスがかかっていたのかもしれない。
逆にそこまでしてでも、会いに行きたい人と出会えたなら自分は幸せだったのかもしれないですね。

こういう振り返りをしたことを、この前のお盆でちゃんと親に伝えた。親とはゆっくりちゃんとした関係になりたいと切に願っている。

最安値以外のシャンプーを買うとか、喉が渇いたらたまにはコンビニで飲み物を買うとか、これまでは、お金を使うこと全てを悪であり、浪費だと思っていた。

そんなことがあったから、今は少しでも日常の中で自分にお金を使ってあげられるようにしたい。
晩御飯は食べログの点数が高いお店や、ちょっと奮発して大戸屋に行って、自分にご褒美をあげている。
また、自分磨きの中で美容液や化粧水を買ったり、ジムや脱毛代を払い、お金を使う癖をつけている。

新しい発見があったり、幸せになったり、【ああこれが正しいお金の使い道なんだ】と分かった。欲を言えば、あと3年早く知りたかった。でも元カノと別れる程の心理的ショックがなければ、何も変わらなかったのだと思う。

結果としては彼女には振られたが、長い間自分のことを気にかけてくれており、少しでもお金に対する意識の擦り合わせをしようとしてくれていた。
こんな自分を頑張って受け入れようとしてくれていた。

昔の記事で、心境の変化を綴っていたと思う。
どうしても復縁したいから、相手の気持ち次第では復縁したいに変わっていったと。
でも、今は復縁してはいけないという気持ちが強くなってきている。

冷却期間をとって、自己分析をした今だから、彼女の気持ちや辛さが分かる。こんなに素敵な人にこれ以上負担をかけたくない。それが、こんな自分に出来る最後の愛情表現ではないだろうか。
また気持ちは移ろいでいくかもしれないが、今日の気づきだけは一生大切にする。

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