若者チャレンジ支援コーディネーターの備忘録
令和2年11月1日〜令和5年10月31日の3年間、「若者チャレンジ支援コーディネーター」という肩書きの任期付雇用職員として、関市役所に在籍していました。
無事に?任期を終えたので、記録に残してみようと思います。
最初は、まさか自分が公務員になる日が来るなんて!というのが、正直な気持ちでした。
まともに組織で働いたことのない自分に何ができるのだろうか?と不安しかない中でスタートしましたが、とにかく目の前のことにひとつずつ向き合い、いろんな壁にぶつかりながらも進んできました。
関市には、VSプロジェクト、せきららゼミ、プレーヤー登録制度など、様々な若者事業がありますが、この3年間で延べ200名以上の若者と関わり、高校や大学などで講師としてお話させていただく機会も計10回ほどありました。
簡単に主な事業をご紹介していきます↓
VSプロジェクト
関市で1番最初に取り組み始めた若者事業で、OB・OGの中には市役所へ就職したメンバーも何人かいます。
学校の枠を越えて、同世代の仲間と一緒に取り組む場があることは、高校生にとっていろんな刺激があるようで、楽しみながら関市に関心を持ってもらえるプロジェクトになっています。
高校生ならではの視点から生まれるアイデアを形にしていく過程は、事務局側にとっても学びや気づきがたくさんありました。
せきららゼミ
現時点では唯一の大学生対象である「せきららゼミ」は、関市をフィールドに自分と向き合うことができる事業です。
地域おこし協力隊のときから、ゲストや運営側として関わらせてもらっていた事業で、事務局側になって関わり続けられたことが嬉しかったです。
毎年、参加者集めに苦労していましたが、少人数だからこそ、一人ひとりと深く繋がることができました。そのおかげか、参加後も何かしらの形で関市と関わってくれる人が多いので、VSプロジェクトのように長く続いてほしいなと思います。
関市若者まちづくり団体・まちづくりプレーヤー登録制度
私のメインの仕事は、このプレーヤー登録制度の登録者の伴走支援でした。
着任したときにできたばかりの新しい制度で、やりながら改善するというプロセスを踏んでいけたことは大きな経験でした。
任期中に14件の活動の伴走をさせていただき、みんなの「やってみたい!」を形にするために一緒に試行錯誤するなかで、自分自身もいろんなことを学ばせてもらいました。
その他の事業
上記以外にも、関市では大学や高校との連携事業など、いろんな角度から事業を行っています。
どの事業も、行政だけでやっていけるものではなく、学校や地域のみなさんのご理解・ご協力があって成立するものばかりでした。
新しい取り組みを進めるときでも、前向きに一緒に考えてくださる先生や地域のみなさんがいることが、関市の強みだなと感じています。
さいごに
この3年間で、私に何ができたのかはわかりませんが、「誰かの"やってみたい"に寄り添い、サポートする」という過程に、日々悩みながらもやりがいを感じていました。
任期満了で退職しましたが、いろんな事業を通してたくさんの方と関わらせていただいたこのご縁を大切に、今後も何かしらの形で関市と繋がっていきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?