YAYOI TOKYO 7月オープン #83 お茶園でショッキングな体験
さしま茶
境町で江戸時代1778年から続く茶園、
「飯田園」へ何のアポも無しに凸(すみません)。
突然の訪問にも関わらず、
7代目の飯田耕平さんがこと細かく茶園から、
専用の機械や工場などを見せてくれ、丁寧にいろいろと教えて下さいました。
飯田さんは全国手揉み製茶技術競技大会において平成23年・27年に2度の最優秀賞を受賞されている実力者。
上の葉だけが使われます。
下の葉は次の葉を出すための葉として使われます。
こちらは機械で製茶されたもの。
気候条件から、少し肉厚の葉から得られるコクを感じます。
昔、輸出の際に貼られたステッカー、
とんでもなくおしゃれですね。
飯田園は幕末に黒船で初めてお茶の輸出に成功した歴史があります。
こちらが手もみ茶。
製茶にすることで1/5ほどのサイズになるのだとか。
葉をまるごと揉んでいるので、形が残っています。
お湯の中でこのように開きます。
葉が砕かれずにそのまま製茶されているので、
一煎目はすごくまろやか。
アミノ酸のうまみが爆発です。
五煎ほどいけるそう。
そのまま二煎目、三煎目、と進むことに、
味の感じ方が全く変わっていきます。
後になればなるほど、お茶らしい香りも伴ってきます。
こちらが三煎目。
葉中のアミノ酸は光合成によりカテキンに変わるので、
渋みが出てくるのだそう。
その調節を黒いカバーをかけ、
日光を遮断したりして調節するそうです。
科学と職人!
失礼ですけど、パティシエの世界と通ずるものも感じました。
手もみ茶のお茶殻。
それにポン酢とかつお節をかけて食べるとなんとも美味しいのです!
購入!
飯田園のお茶は、道の駅さかいでも販売されています。
最高の体験でした。
本当にショッキングな体験でした。
世界は知らない事しかないですね。
ありがとうございました。
※お店をオープンするまでを綴っています。
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※「YAYOI TOKYO7月オープン」の経過は
「店舗オープンまでの経過を公開」マガジンに収納しています。
是非そちらもご覧ください。