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職人と経営

「職人」って言葉、
一つの事に真摯に突き進み、
果てには求道者のような意味も感じ、
尊い言葉だと想います。


その反面、
「やらないこと」
の逃げ道のように使ってしまう事が多く気を付けたいところでもあります。

先ずは
「生み出せる」のか「生み出せない」のか。

生み出さずに既にある「型」にひたすら向き合う。
それも「職人」ということになりますし、

商人との区別としても使われます。
職人のプロダクトには経営が関与する例が大方ですが、
「職人だから」
と、そこは努力せずに、
どこか商人を蔑むような会話も聞き取れるシチュエーションもあります。


「お金に走った」
など、
同業者を揶揄する話も業界に入った時からよく聞いてきました。


音楽業界でも、
ファッション業界でもあることだと想います。




新中野のパティスリー、
プレファレンスのパンが最高に美味しいのですが、
駒場東大前の「ル・ルソール」の系譜とのことで、
神仙付近に用事があったのでついでに回ってみることに。


金木犀全開!



はい、着きました。

パパパと買って2000円くらいでした。
店内へ10分で5人くらいの出入りがありました。
そこだけ切り取っても
1時間で30人×単価2000円=60000万円!

営業時間が8時間なので、
波があるとは思いますがどんぶり勘定で
8時間×60000円=48万円/日

6日営業で300万
一か月で1200万の売り上げ。

まあ、実際との差はあるとして乱暴な概算でこんな感じ。

すごいですよね。


普通に考えると高い値段設定なのですが、
「高い」と感じません。


お店とは
「行く必要性」

「買う必要性」
が必須なんだと改めて感じました。



美味しいですよー
魅力的なお店ですよー

というアピールではなくそれは
「必要性」の要素であって、
根幹、
ボーリングの中心のピンは「必要性」なんだと思いました。



そして、すごくクオリティが高い。
ザ・職人!



勉強させていただきました。



職人は自分の作りたいものだけ作っていれば
例外以外は淘汰されるかもしれません。

マーケットイン、
プロダクトアウト,,,。


逆に最果て、
どうしても自分が作りたいものだけ作りたいということなら、
より商いに真摯に向き合う必要があるかもしれませんね。


#感謝の芽吹き

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