夜泣き・かんの虫 第3弾
夜泣き・かんの虫でのお問合せが多いので、夜泣き・かんの虫のコラムを追加することにしました。
夜泣き・かんの虫でお困りの方は下のコラムも参考にしてみてください。
●「夜泣き」「かんの虫」第1弾
●「夜泣き」「かんの虫」第2弾
●原因
この時期の乳幼児の精神と身体の急速な発育のために生じるアンバランスな状態によって起きるので、神経症と診ます。
行動意欲があるが体が動かない、何か欲しいのに言葉で表すことが出来ない不満やもどかしさが一種の精神興奮を表します。
お子さんは発育の途中にあるのですべての機能が未熟で、自律神経も安定しません。そして心も白紙の状態ですから、いろいろなことに敏感に反応します。
●症状
症状に他に見るべき障害もなく、昼間は機嫌よく遊び、成長に何の問題もないのですが、夜になると何回も起きて泣き叫ぶなど、色々なタイプがありますので分けてみました。
タイプ1・・・ 夜、何回も起きる。ミルクをあげておしめを換え、抱っこしても泣き止まない。
タイプ2・・・ 何回も起きるが添い寝をすれば寝る。お乳、ミルクをあげると寝る。
タイプ3・・・ 夜中に何回も起きるが、泣かないで自分で遊んでいる。
タイプ4・・・ 寝る時に必ず泣いてから寝る。
タイプ5・・・ 色々含んでいるタイプ。
● 対策・治療法
治療としては、小児はり治療以上の効果をあげるものはないと考えています。
・頭・・・百会(ひゃくえ)
・顎
・背中・・・身柱、神堂
・胸
・お腹・・・中かん(ちゅうかん)、天枢(てんすう)、関元(かんげん)
・手足・・・大陵(だいりよう)、太白(たいはく)
のツボに対して小児用はりを用いて行います。
小児用鍼は「へら」のようなものや、「マッチ」のような先の丸い金属を使ってツボにあて、三呼吸位あてておきます。
治療時間は短く負担をかけません。子供には軽い刺激を与えるだけですので、痛みはありません。
また清潔な器具を使用しますので安心して治療をお受けください。
ご覧になって分からない所がありましたらご質問ください。
小児はりを行った直後からおとなしくなって寝る子、その夜からよく寝る子。
少なくとも 3 ~5回の治療で軽快します。
最初の一週間に4回~5回治療して、次の一週間は休み。その次に4回~5回治療を行います。夜泣きがよくなっていてもまた夜泣きを始める子どもがいますので、また治療をするとよくなります。
これを繰り返しているうちに夜泣きは無くなり、夜ぐっすり寝るようになりま す。心当たりのある方は是非相談をしてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?