医学部時代をブラッシュアップするなら。⑧ 臨床医学の勉強
こんばんは。一昨医です。
今日も投稿読んでいただいてありがとうございます。
基礎医学の話とアルバイトの話が終わったので、そろそろ臨床医学の話を。
といってもこの辺りの話はあんまり乗り気じゃありません。
なぜなら、あまりにもテストが多すぎて、記憶が残っていないから。
とはいえ、これ以上時間が経つと忘れる一方なので、参考程度に残しておこうと思います。
臨床医学とはなんだ?という高校生から大学1年生向けのお話
高校生の時の医学部のイメージって。
「白衣着てる」
「病気の勉強してる」
「治療の勉強してる」
「解剖してる」
くらいのイメージじゃないでしょうか。
このうち、
「病気の勉強してる」
「治療の勉強してる」
が臨床医学です。
だからすごく医学部っぽい。でも1番くらい大変な時期かもしれない。
じゃあ「病気/治療の勉強してる」って何?って話なんですけど。
病態「どこの部分がどういう理由で異常になっているのか」
特徴的な所見「この病気の人は医者の目から見るとこう見える」
治療「異常な部分にこのように介入する、薬物や手術など」
ということを学んでいます。
基礎医学という「人体の正常構造」を習った後、臨床医学という「異常構造」を習うのが医学部の勉強の流れです。
正常がわからないと異常がわからないだろう、とかつて言われました。
おっしゃる通り。
ただ、異常を見た後だと、より正常が際立つ、というのもまた真実ではないかと思います。
ということで、基礎医学の勉強を「うーん、まあ難しいけどテストは受かったわ」ぐらいで乗り越えた人が、テストの回数の多さに辟易しながらも、臨床医学もまたなんとか乗り越えていって、次第に基礎医学の話も少しずつわかる範囲が増える、みたいな感じです。
実際どれくらいテスト多いの?という大学2年生向けのお話
診療科の数だけテストがあるので、おおまかに30−40個ぐらいはあるのではないかと。
1週間に1つテストがあるとすると、1年の半分以上の週でテストありということに。
1つも取りこぼせないはずなので、プレッシャーは相当です。一応追試もあるけど。
1番大切なのは勉強するリズムを作ることと、体調管理です。
どうやって乗り越えたらいいの?というテストが始まってしまった人向けの話
「過去問のまとめ」ノート一択です。
各大学で全く系統が違うし、出題担当の先生の匙加減で年によっても違うので。
正直、国家試験よりも各診療科のテスト内容は難しいと思います。
学習1回目なので尚更。基本もわかってないですし。
だからみんな絶対にやりこんでくる過去問を外すわけにはいかない。
問題ベースで周辺知識を必要な分(これは周囲とのすり合わせ必要)整理して、後で振り返れるように疾患別にまとめると良いでしょう。
最近はノートアプリが素晴らしいので、それを使う他ないと思います。
国家試験に不必要な知識では?とか思うと思いますが、その瞬間を乗り越えるために必要な知識なのだから、それは(ある程度は)必要な勉強です。
各予備校が出しているCBT/国家試験向けの教材も活用するのが良いと思います。
国家試験で問われる各診療科の知識は基本的なものにとどまるので、基礎固めには最適。
ただ、過去問の深さは過去問でしか補えないので、余力ない人は過去問オンリーで。
診療科別の話は出そうか迷っています。
一気にCBTまで飛ぶかも。