「わかる、わかる」が、苦手なわけ。
私はひな壇芸人タイプだ。
自分の好きなや頭の中にある引き出しに入っていることは、延々と話せるけど、「〇〇さんは?」と話をふったり、「いいね!」と盛り上げたりしながら、場を回せるような司会者タイプじゃない。
私の友人に、すぐれた司会者タイプの人がいる。
私と一対一で話していても、いつも「なんでそう思うの?」と聞いてくれる。
だから彼女との話は安心して話ができる。
実は「わかる、わかる」という言葉が苦手だ。
いつも、「わかる、わかる」と言われると、違和感の塊が胸にどすんと降りてきて、そのあとの話が続けにくい。
それは「お前に何がわかんねん」という意味ではなく、私の言葉の中の、何がわかるのか?を聞きたいのだ。
だから、「わかる」じゃなくてもいいのにと思ってしまう。
たまに「わかる〜。でも私は〇〇だなぁ〜」とか言い出す人もいる。わかるは、枕詞なのか。
人はいつも同調を求めている訳ではないと思う。なのに、なぜわかるから始まるのか。
できれば、違う目線を持つ人の話も聞きたいと思っている。しかも、同じ「好き」でも、好きな角度は違ったりする。だから、「わかる〜」じゃないはずでは。
私は、「なんでそう思うの?」から始まる話がたのしい。
同じ人でも、今日と明日では感じ方も考え方も違うから、
こういう考えの人だと勝手に決めつけずに、
いつも「どう思う?」って聞ける人でありたい。
自戒も込めて。
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