小料理暮らし|2.豆大福のお汁粉
体が熱を欲する季節。さらりとしたこしあん仕立ての汁に丸い大福が顔をのぞかせる、お汁粉はいかがでしょうか。
汁はスーパーで手に入る「さらしあん」で手軽に作り、そこへ濃厚な粒あんを包みこむ豆大福を炙り浮かべれば、2つのあんこでおいしさも食べ応えも大満足。作りたて焼きたての温かさを愉しんでください。
お汁粉の材料(1人前)
⒈さらしあんを水に浸します。
さらしあんと分量の水を鍋に入れて混ぜ、そのまま20分以上おきます。
⒉さらしあんを煮ます。
鍋に砂糖、塩を加えて弱火にかけ、かき混ぜながらとろみがつくまで温めます。
⒊豆大福を焼きます。
豆大福を、トースターや魚焼きグリルなどで、表面にきれいな焼き色がつくまで焼きます。
⒋できあがりです。
お椀の中央に豆大福を置き、熱々のあんを注いでできあがりです。お椀はあらかじめ湯を張って温めておくと、より一層熱々に食べられます。
notes
✓ 大福は弱めの火加減でゆっくり焼くと、中のあんこまで熱々に温まります。前日に買って硬くなった大福でもおいしく作れます。
焼いている途中で、熱くなったあんこが溢れてくることがあります。盛り付ける際は火傷に気をつけてください。
✓ さらしあんは、小豆で作る生餡を乾燥させた粉末で、保存のしやすさが利点。乾物なので、水に浸して時間をおいてから加熱すると、粉っぽさの少ないなめらかなあんになります。
豆大福を箸で割りなめらかな汁をからめて口に運べば、香ばしいお餅の香りと塩気の効いた豆の歯応え、粒あんのコクとが混ざり合い、温かでしみじみほっとするおいしさです。
体の中からじんわりと温まりながら、こういう愉しみを味わうと、外の寒さも決して悪いことばかりではないと思えてきます。
それでは今日はこのへんで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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