【#9】2022/10/16 おとラグ#7 in 二子玉川開催レポート
2022年10月16日(日曜)に行われた『おとラグ』は、ジャパンラグビーリーグワンDivision1に所属する「リコーブラックラムズ東京(BR東京)」のホストエリア・世田谷区で開催。
開催案内段階では周知から最短で定員に達するお申込みがあり、開催時点ではおとラグ最多の42名の方にご参加いただきラグビー体験をしました。
※文中に出てくる参加者データやコメントは、終了後のアンケート回答やインタビューをもとにしています。
開催要領
おとラグは、リーグワンの選手がサポートプレーヤーとして参加するため、その選手が所属するチームのホストエリアやその近郊で開催しています。
今回のBR東京のホストエリアは東京都と世田谷区のため、世田谷区で会場を探しましたが、あいにく広いコートがありませんでした。
定員が増やせず、締切後に参加がかなわず残念だという声も多くいただきました。
サポートプレーヤーのみなさん
今回のサポートプレーヤーは、BR東京から、池田悠希選手、 南 昂伸選手、栗原 由太選手、千葉太一選手。そして、主催・喜連航平選手(横浜キヤノンイーグルス)の計5名でした。
池田選手は#4#5の浦安回でも登場いただいた喜連選手の旧NTTコミュニケーションズシャイニングアークスの同期の間柄。
喜連選手が「人気選手をぜひ」と無茶ぶり?して来てくれたのが南選手、栗原選手。栗原選手は大阪2部にサポートプレーヤー・栗原大介選手の弟でもあります。
千葉選手は、スクラム体験が人気ということでフォワード代表で急遽参加が決まりました。
当日のメニュー
1)開始前
当日が近づいてくると、Twitterでは参加者同士の方が「どんな服装で行きますか」のツイートを見かけるようになりました。
BR東京は、アパレルブランドとのコラボレーション商品もあるほどおしゃれですが、みなさんチーム関連のコレクションを多くお持ちのようで、どれを選ぶか迷うという投稿も。
そこで開始前にコートでパスをして待つ方々に声をかけ、ご自慢のラムズ*コーデや推しチームコーデを撮らせていただきました。
*BR東京の愛称
2)サポートプレーヤー登場
開始時間を迎え、まずは進行役の喜連選手が参加者のみなさんの前で挨拶をします。
その頃、BR東京の4選手は隠れる場所が限られたため、自動販売機の後ろで待機し、場が整ってからおとラグ史上最多人数の大きな拍手に迎えられ登場しました。
3)始まりのおとラグぅ~
BR東京の選手の自己紹介後、恒例「おとラグぅ~」のグータッチで全員が挨拶します。
4)選手と同じキツーイ体験?「ZUU」
早速、準備運動開始。
千葉選手先導でジョギングでコートを1周します。
続いて、池田選手と栗原選手が円の中心で音頭をとって行われたのが「ZUU(ズー)」。
ZUUはBR東京で日頃から行われている全身運動で、動物を模した動きなどが取り入れられファンの間でも知られています。
この日は4種目を体験しました。
①フロッグ(カエル)
手は胸の前で拝み、足は肩幅くらいに広げて立ちます。
手は拝んだまま、お尻(の筋肉)を膝あたりまでしゃがむように下げて(写真手前:池田選手)、前かがみで上げます(写真奥:栗原選手)。
かがんだとき、太ももの裏からふくらはぎまで伸ばすストレッチです。
このお尻の上げ下げを繰り返します。
②ハーフヒンドゥ
両手を肩幅に開いて体を支え、足は大きく開きます。
両手を引いて両肩をしっかり入れてストレッチをします。
次に腰を反るイメージで地面をなめるようにスレスレに体を落とし、体をすくいあげ元の位置に戻るまでが一連の動作です。
何回か続けて慣れてきたら、腰を反らせるときも肩をしっかり入れて左右に揺らします。
③キックシット/ヒップスイング
体をひねって胸椎を動かす準備運動です。
四つん這いになり、両手は地面にパーでつけたまま、体を左方向にひねりながらお尻を地面につけ、左足は折り曲げたまま、右足は左方向にまっすぐ伸ばします。
手で体を支えたまま、両足を入れ替えます。この左右の入れ替えを速く行います。こちらは動画でどうぞ。
④ベアウオーキング/リバースベア:熊
文字通り熊のように四つん這いで何歩か進んだら、後ろ歩きで元の位置に戻ります。
前に進む動作がベアウオーキング、後ろに戻る動作がリバースベアで、肩やふくらはぎを温める準備運動です。
いずれのメニューも「これで準備運動? 」と 思うくらいとキツかったと参加者のみなさん口々にこぼされていましたが、「選手と同じことを体験できた」、「体の使っていないところを伸ばせた」、「普段のトレーニングに取り入れられそうで嬉しい」、「これを毎日のようにやっている選手を尊敬する」など大好評でした。
5)レクリエーション編
今回は4種類のレクリエーション体験でした。
①笛の数の人集め
一斉にパスをしながらジョギングをし、笛が鳴った数と同じ人数でグループを作ります。
初めましての参加者同士、選手関係なく、「あと〇人」と掛け声が飛び交います。
少人数のグループになるので、その都度ちょっとしたコミュニケーションもとれます。
②ボール鬼ごっこ
この時点でパスは習っていませんが、おとラグの基本は「まずはやってみる」。
上手くなることを目的としていないので、とりあえずボールに触ってみたり、投げてたりしてみます。
③ラグビーポーズゲーム
ラグビーではお馴染みのプレーを真似してポーズをとります。
咄嗟に周囲をみて、人を捕まえたり、不足しているところを見つけたり判断します。
ときには、一度集まりかけたグループから一人だけ抜け駆けすることも?
④30秒で意思疎通 10カウント
4グループにわかれて行ったたのが「10カウント」。
ひとまず何も話さずにやってみると、アタック側も、ディフェンス側も、ボールを持っている人に偏ります。
そこで途中、作成会議タイムが設けられますが、時間はわずか30秒。
「実際のラグビーの試合でも、プレーの合間に話せるのは30秒程度。その時間でチームメイトと意思疎通をはかります」と喜連選手。
ラグビーのプレー以外の要素も体験しながら、「ボール持っていない人は離れて、ボールを呼ぶ動作をしましょう」とチームに散らばって入った選手からアドバイスがされました。
スタージャンプ
レクリエーションの①と③はグループを作る形式でですが、時間内に仲間が見つけられなかった場合、罰ゲームとして「キラキラ~☆」と叫びながら、両手両足を広げて星の形でジャンプする、その名も「スタージャンプ」をします。
お手本を見せてくれた千葉選手と、息のあった参加者のみなさんのスタージャンプをお届けします。
6)スキル体験① パス編
①スクリューパス
最初にスクラムハーフの南選手より、回転しながらボールを投げるスクリューパスのデモンストレーションです。
「(右投げの場合)ボールを上下(縦)にして、左右の手を少しずらして両手で持ちます。右の手でパスが放れればいいので、左の親指は添えるだけです」と南選手。
デモンストレーション後、早速、3~4人で1組になってパスを投げ合うところに、順番に選手が回り個別のアドバイス。
まずは片手でボールを横に持って、ボウリングの球を転がすイメージで前に投げる練習から行い、それを両手で行う段階に進みます。
②スクリューパス応用編
続いて、自己申告で2つのグループにわかれてスクリューパスの応用編です。
・初級チーム
引き続きスクリューパスの基本練習をしたい方は、南選手、千葉選手からより少人数で教わります。
・中級チーム
両脇に立っている池田選手と栗原選手の間に走り込み、選手からパスを受け取り、選手へパスを投げます。
パスのみの練習時は向かい合わせで前に投げていましたが、今度は横向きでボールを受け取ったり、投げたりします。
③ランパス
次に、2つのグループが合体し、改めて2人1組に。
そのペアで、グランドの端から端を走りながらパスで往復するランパスの体験です。
ここでは、頭ではわかっていても、思わずボールより前でプレーしてしまうオフサイドや、ついついボールより前にいる相手にパスをしてしまうスローフォワードも体験。選手からアドバイスを受けながら、後ろにするパスにも慣れていきます。
④2対1
次に実践的な速さで動くグループと、ゆっくりめで動きを確認しながらのグループにわかれて「2対1」を行います。
これまで体験したスクリューパスの基本や走りを加えたランパスに加えて、ディフェンス役が加わり、アタック側が相手を抜くコツなどを教わりました。
再度、自己申告で選んでいただきましたが、「レベル分けしてもらって、気おくれせずに楽しむことができた」と感想が寄せられました。
より実践的にやりたいグループは、参加者同士がアタックとディフェンスにわかれて両方の体験です。お子さんも大人相手にアタックを決めていました!
最後は、南選手がディフェンス役で登場。
一方、スピードゆっくりめのグループは、ディフェンス役の栗原選手を抜く体験です。
スピードがゆっくりとはいえ、鍛え抜かれた体の選手が立ちはだかるだけで威圧感が・・・・・・!?
<写真に差し替え>
喜連選手からは、「ラグビーの試合時間は80分でも、実際に一人の選手がボールを持つのは試合中の3分程度。ボールを大切につなげましょう」、「ボールを持ったら走る、パスしたら止まる。ボールを受け取ったり、パスしただけでホっとしないこと」とアドバイスが飛んでいました。
7)スキル体験② スクラム体験
体験の最後はスクラムです。
フォワードの選手がサポートプレーヤーのときに実現する人気の体験メニューです。
もちろん、説明とデモンストレーションは千葉選手。
1対1で栗原選手相手に組み合います。
「スクラムのコツは、首に力を入れるように、首をあげるように」の説明に「?」となる参加者のみなさん。
こちらはデモンストレーションの後、首回りが痛そう? に見えた栗原選手。
参加者の同性同士で、1名対1名、3名対3名、女性チームは最後に実際の人数である8名同士で組む体験をしました。
千葉選手以外の選手もサポートに入ります。
なお、女性同士の3対3の時は、通常右プロップ(3番)で3人並ぶ右側にいる千葉選手が、真ん中のフッカー(2番の位置)へ。
するとチームメイトの「俺、武井日向(選手)になる」と叫んで?おられました。
8)終わりの「おとラグぅ~」
終わりも「おとラグぅ~」のグータッチで全員が挨拶。
みなさん打ち解けて、最初のグータッチより表情がやわらかく、笑顔が増えていました。
記念の集合写真を撮影して終了です。
体験風景動画
①おとラグ公式Youtube
当日の様子をご紹介しています。
②おとラグ公式instagram
おとラグ中のストーリー投稿がアーカイブでご覧になれます。
サポートプレーヤーインタビュー&プロフィール
BR東京の選手のみなさんの感想とともに、プロフィール(在籍年/出身大学/ポジションの順で記載)や個人SNSアカウントの情報です。名前からチーム公式のプロフィールへリンクしています。
BR東京は、ジャパンラグビーリーグワンDivision1に所属、12月17日より2022-2023シーズンを迎えます。
応援よろしくお願いします!
参加者の声
今回ご参加いただいたみなさんの男女比率は4:6、年代は40代・50代が8割を占め、おとラグ初参加の方が9割でした。
参加動機には、「サポートプレーヤーの選手のファン」、「大人がラグビーを体感できる場が欲しいと思っていた」というおとラグの開催内容に対する興味のほか、「ラグビー経験者だが一人ではできないので久々にやりたくなった」、「ラグビー経験者だがファンのチームの選手と一緒にプレーしてみたかった」や、女性の方から複数「学生時代ラグビーのマネージャーをしていたが、自分がプレーする機会はなく一度はやってみたかった」という声があるなど、元々ラグビーが身近だった方が何人もいらっしゃいました。
お一人で参加された方は、「ラムズファンの熱量を知っていたので、知り合い同士も多いだろうし、ラムズファンじゃない自分が参加しても心配だったが、おとラグ中や終了後の懇親会で交流して輪を広げられた」とおっしゃっていました。
①参加者インタビュー
②「おとラグ」公式Instagram
当日ご参加いただいた方への突撃インタビューを掲載しています。
③SNS投稿より
④アンケートに寄せられた感想
協賛社紹介
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ご提供ありがとうございました。
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サポートプレーヤーのみなさん、ご参加のみなさん、ありがとうございました。
また「おとラグぅ~」でお会いましょう!
#池田悠希
#南昂伸
#栗原由太
#千葉太一