ゼロ円食堂
某TV番組の、すきな企画。
農家や企業さんに凸って「廃棄しちゃうもの」を集めて
それを材料にお料理をするってアレ。
いつも楽しくみていたんだけど
久しぶりにみたら、なんだか人間て残酷だなって感じてしまったの。
廃棄するものがこんなに農家さんにあること。
それをもらってきて料理して食べているんだから、
もちろん食べられるんだよね。
「これ、どうにかならないのかな。」ってぼそっと言ったら、隣にいた夫が
「こんなの行政が買い取ればいいよな。」って言っていて、本当にそうできたらいいのになぁーと。
夫は数年前から、脱サラして和牛の畜産農家をやっています。
10ハウス太陽+山羊ステ世代の彼らしく、農業にもかなりビジネスの視点を取り入れていて、今までの農業の概念みたいなのにとらわれず革新的なことを試しまくっています。
和牛の世界も同じだそうで、かなりの廃棄がでるらしい。
植物と動物を区別するわけじゃないけれど、
動物だとまた感じ方が違うよね。
牛や豚、鶏も、お肉になるために人間が手を入れて生み出す命なのに。
それを廃棄って、「命がもったいない!」(コビー風)。
今年になって、市の貧困対策の会議に出席していることもあって
食べたくても食べられない子どもたちがたくさんいる今の日本を、リアルに感じるようになりました。
わたしの住んでいるところでも、こども食堂にかなりの予算をかけているみたい。
廃棄されてしまう食材たち。
それを行政で買って、上手く貧困対策に回せないもんなのかな?
市の会議に出るようになって、行政もビジネスなんだなぁと感じることがたくさんあるけど、だったら尚のこと。
ゼロ円食堂みたいなことに市で一丸となって取り組んでいます!なんて、すごくいい宣伝になるじゃない。
ワンチャン、番組で取り上げられたりしちゃうかも。
農家も救われる、食材のエネルギーもまわる、
貧困対策にもなる、市の宣伝にもなる。
現実には、わたしにはわからない難しい課題があるのかもしれないけれど、
こんなにいいことある?くらいに感じています。
生み出す側のエネルギー、生み出されるエネルギー
そして受け取るエネルギー。
すべてがうまく循環するんじゃないかなぁ。
なんて、考えるわたしの太陽は11ハウス。
あぁ、こういうところよねって笑えちゃう。
もっとエネルギーを上手く循環させられる世の中になりますように。