#24絵を描く。 8才の実りと動物みんな
凸凹発達の息子8歳。
言葉の壁が厚い彼にとって、絵を描くことは、表現ツールの1つになっています。
毎日A4コピー用紙にせっせとしたためる絵の数々。
今回は、息子8歳の成長ぶりと動物みんなシリーズの作品を展覧します。
2年生も数える所、あと少し。
8歳は成長著しい実りの大きな年となりました。
特に学校生活では、一年生からの流れを理解して安心して過ごせている様子がわかります。
喉元過ぎれば熱さを忘れる状態な私のために、8歳息子の成長を記しておきます。
【朝の登校】
二学期から『出発したい時間+オーバー10分前後』で家を出られれるようになる
通学班を見ても嫌がらなくなった
玄関前で突然気持ちが崩れて家から出られない事がなくなった
靴のマジックテープを気にする回数が減った
登校中に少し話しをするようになった(今は掛け算九九を唱えています)
校門で立つ校長先生や児童会のお兄さんに「おはようございます!」と言えるようになった
※一年生の頃は、玄関で靴を履く瞬間にパニックを起こしていたため、家から出発ができずに玄関で30分以上の座りこみは日常茶飯事。1時間目ギリギリ登校も珍しくなく。二人でトボトボと30分の時間を掛け歩く日々。学校がとんでもなく遠く感じました。初っ端からかなりアウトロー状態で、悲しい気持ちと情けないような気持ちが入り混じり、6年間の小学校生活に大きな不安を抱いていた私ですが…息子自身の成長と、毎日辛抱強く寄り添った甲斐もあり?今年は玄関パニックを起こす事はほぼありません。コレだけでも私にとっては大きな実りとなりました。
【帰宅後の過ごし方】
疲労で大荒れする事が減った → 要因は…①体力がついた ②学校に慣れて常に緊張しなくてよくなった ③言葉の理解力が少し上がった ④「疲れたからやらない」「今日はやらない」「〇〇をしてからやる」「〇〇はやるけど△△はやらない」など自分で言えるようになった ⑤疲れたらゴロンと横になり毛布を掛ける事を繰り返しやってきた(ライナスの毛布的な)辺りが要因かなと思っています。
絵を描くようになり気持ちが安定してきた
ゲーム、You Tube、TikTok、ビデオ、絵を描く等、娯楽が分散して同時期に楽しめるようになってきた
楽しみに集中しているときの切り上げが、以前より良くなってきた → 「ご飯だよ〜」などと声を掛けただけでも怒って荒れていましたが、最近は、「絵、描いてからぁご飯食べる」など自分の今の状況を怒らずに伝えてくるようになりました。怒ってくる度に毎度「イヤな時はどうするんだっけ?〇〇してるから後でやる、って優しく言うんだよ」と言い続けていました。
次の日の準備は相変わらずしないが、『鉛筆は削ってランドセルにしまう事』は声掛けすれば怒らずにできるようになった→継続は力なりです。
宿題をやるかどうかは自分で決める→放デイや家では「宿題どうする?」という声掛けにとどめ、自分で決めてもらいます。疲労具合により取り組みにムラがあるため、頑張りすぎないラインを自分で測れるようになってほしいなと思っています。家では、自ら「宿題やる」と言った時には、キーキー言いながらも課題に向き合っているので付き合いますが、なるべく良い状態で終わりにしてほしいので、出来そうな量で区切りを提案したりもします。
【学校生活や勉強】
楽しそうに通っている→一年生の時は、「学校行かない!」とよく言っていましたが、2年生では流れもわかり全力緊張状態から少し脱し余裕が出だした感じがあります。
漢字と九九が好き→『かけ算合格証』が自身となり、よく自慢気に見せてくれます。彼にはピカピカの宝物のようで、肌見離さず、お風呂に持って行こうとしていました。
行事が好き→私的にはとても意外でした。運動会、マラソン大会、発表会、遠足などいつもと違う流れと雰囲気は好きではないだろうなと思っていましたが、案外楽しんでします。行事の後は、なんだか少し精神面が成長している感じが見られます。
習字やリコーダーの勉強をすごく楽しみにしている
絵を褒められて嬉しそう
掃除を褒められる
給食は『肉団子』『春巻き』が好き
【心の面】
場面の切り替え時の、気持ちの切り替えが早くなってきた→以前は気持ちの切り替えに平均30分くらいはかかっていたと思いますが、最近は崩れても平均15分前後で戻っている感じがあります。
こだわりが分散しているかも→以前は理解し難いコトやマイルールをすぐに作って縛られていたため、パニックも多々ありましたが、理解力の成長と共に毎年徐々に薄まっているように感じます。
伝えたいコトが増えてきた→気付けば少し会話のようなやり取りを2ターンくらい出来るようになっています。息子も伝えたい気持ちが出てきたようで、沢山の言葉を独特な助詞を当てて長文で話してくるようになりました。思いの方が先走り言葉を甘噛することも増えてイライラしているので、ゆっくり話しを聞きながら見守ります。
3年生を間近に控え、周囲と比較し始めている→良い方向に向えば『向上心』に繋がります。ワードの数が少なく相手がどう思うか想像するのが未熟な息子です。好ましくない方に向えば、相手を怒らせてしまう事にも繋がるので、動向に注視していきたいところです。
【運動面】
朝マラソン、運動会、マラソン大会、縄跳びを頑張っていた→家では全く練習などはやりたがりませんが、学校で頑張っているみたいです
指先が大分器用に使えるようになった→放デイの課題に微細運動でクラフト作りが多いため、器用に使えるようになっています。家では工作はやりませんが、色の塗り方や線の描き方が上手に成長しています。
ゲームのコントローラーの使い方が上手い→感覚でいつも操作を覚えていますが、いつの間にやらすごく上手くなっています。
犬と仲良く過ごしている→犬が怖かった息子は、最近は犬と追いかけられっこで遊んだり一緒に寝転んで触れ合っています。距離感や触れ方を習得した様子です。
以上、一年の総括に記してみました。
意外と一年前の事ですら忘れていることも多いですね。
息子が成長の過程でようやく獲得したもや、私が待ち望んだ成長も、
その時は嬉しさを噛み締めていましたが
いつの間にやら…
日常の中に溶け込み、当たり前にできるようになっていくため、特別感は薄らぎます。
あれ程、実りを楽しみにしていたのに、贅沢なものですね。
普段は、実のらせるどころか芽も出さないような停滞している時が多いですが…
知らないところで、確実に息子のペースで根を張り、ちゃんと芽を出す準備している事が二年生の成長ぶりからうかがい知ることができました。
長年の苦労が報われるような心がフワッと軽くなり、なんともいえない感慨深いものを感じます。
いつ芽が出るのか…
ちゃんと実がなるのか…
予測不能な息子の成長。
この先、息子の成長に対して欲が出たり、反抗にイラッときたり、頭を抱えるようなこともあるかもしれません。(頭は抱えたくないと願うけれど…)
深く悩むのは面倒臭い私としては
なんだかんだ
元気で楽しいことや好きなことを沢山持って過してくれさえすれば
それで、いいのだ!!!!
と心に誓った次第です。
ではでは。
※動物シリーズは改めて展覧していきます