自己紹介
今さらですが、初めましてのお客様とお会いする事も増え嬉しい限りです。
とはいえ『ヤバい、コワイ』が枕コトバとしてつく当店のこと、私のこと。少しでも前情報がないと不安すぎる、というお客様もいるかも。
何回かに分けて自己紹介をさせて下さい。
●店名の由来
私は猫を飼っています。そのうちの一匹が男の子なのに『おかめ』といいます。狂言ことばでおかめは【乙】と呼びます。
おかめさんはどこにでもいる平凡な女性。ぴったりなんです。
●お弁当屋を始めたきっかけ
私はもともと食べるのが大好き。独身の頃は朝から晩まで働いていたので、お昼休みに近くの食堂で好きなものを食べるのが唯一の楽しみでした。
その食堂が移転し、私も退職し随分とご無沙汰したのちの
私の大切な師匠となってくれたのが『かもめ食堂』さんです。
かもめ食堂さんの丁寧かつ大量の仕事量はすさまじく、
日付の変わる頃からせっせと続ける愛情とバイタリティー。
初めての手習いで『これは真似できない』と確信…
師匠の背中が遠すぎるけれど一ミリずつ追いかけております。
私も日常に根付いたご飯を作る仕事がしたい。お金を出して買っても罪悪感の少ないご飯を作りたい。
大層なことはなくてそんな事だったりします。
●これまでの仕事
私はもともと建築士を目指していました。しかし早々にメリハリのない働き方に慣れずに
建築士を諦め(超親不孝者)
学生時代からしていた接客業を点々としました。
料亭、フレンチ、船場レストラン、焼肉屋さん、特産品レストラン。大きな皿を三枚、四枚持ってホールを行き来するサービス係。
お客様に説明をするために料理方法や食材の勉強をするうちにウンチクだけは一丁前に。
●場所のこと
地図を検索した方なら分かるかもしれませんが、お店の場所は分かりにくい&行きツライ場所です。
そもそもは祖母が商売をしていた古い建物です。
厳しかった祖母の思い出と、今でも『コラーーーッ!』とゲキを飛ばされている気分で身が引き締まります。
探しに探して決めた場所ではなく、信用もお金もない私が唯一貸してもらえるところがとどのつまりココだけだったのです。
●お店のコンセプト
ずばり家庭料理です。
最近は安くて早くて美味しい食べ物が溢れています。でも私は母や祖母、親戚のおばちゃんたちが作るご飯が好きでした。
友達の家で食べるのは残念なほど家のご飯が好きでした。
家庭のご飯はテキトーで薄いと思えば各々がソースだの醤油だのをかけて勝手に食べる。
豪勢なものなんてほとんど出てこないんだけれど季節の味だったり、少しの手間で美味しいと思う。
お弁当はその最たるもので前日の残り物にちょっと鮭やいかなごとか入ってる。コロッケの横にミカンいれんとって!と文句を言った事も今では『偉そうに!』と口を捻りたくなります。
●自分のこと
心配症の暴走列車です。
勢いで走り出す、野生の勘で動き出しては途中から不安になってしまいます。
だから段取りの段取りばかり。
しっかりインプットの時間が欲しいタイプ。
人見知りですが、少しずつお話が出来る関係になればマシンガントーク炸裂です。大きめの猫を被ってます。
趣味が多く、手を動かす事が好きです。看板もショップカードも私の趣味です。
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