【フリースタイル家庭料理のお店】 はじめまして、こんにちは。 神戸のディープな下町のスナック街でお弁当や定食のお店を開いてます。 お席は四席ほど。 昭和のスナックのままの空間。 隠れ家のような、秘密基地のような 不思議な空間です。

【フリースタイル家庭料理のお店】 はじめまして、こんにちは。 神戸のディープな下町のスナック街でお弁当や定食のお店を開いてます。 お席は四席ほど。 昭和のスナックのままの空間。 隠れ家のような、秘密基地のような 不思議な空間です。

最近の記事

ギザギザハートだった頃

多感な頃、当たり前のように恋人もおらず友人もまばらで サブカル一直線に過ごしてきた。 30歳の前半まで仕事⇆ひとり旅という生活を経て ナンの因果か福原の雑居ビルの奥地で弁当屋をしている。 結婚をして部屋を出る時随分持ち物を処分したし、大切なものは沢山持ってきた。 それでもまだまだ思い出の品というのは山程あって、 何度目かの断捨離裁判にかけられなんとか処分を免れたものの、これはフリマに出そう!とおいていたものがズラリ。 よくもまぁこんなに溜め込んだものよ。 流石に痛々しいプ

    • 湿り気の強いオンナ

      あれよあれよと年も明けまして2月の半ばです。恐ろしいことです。 ちまちまと小さな仕事をこなし 休みらしい休みが無かった、と言いながら 先日やっと連休を過ごした。 脳みそがフリーズするので時々頭を使わない日も必要。人にも会わないので感情もゼロで過ごす。 ダラダラしている中、急に現実の世界に戻って来たのは とても悲しい知らせによるものだ。 私はとても湿っぽいやつなので 心配症で不安で悲しい時には体いっぱい全てが悲しくなる。 ウジウジした性格なのでツライ時はもうツライ以外なに

      • 2周年。

        先日、11/1実店舗を構えて2周年を迎えました。 初めの1年はコロナ禍もあり、もがいた1年で 2年目は試行錯誤の1年だった。 特に今年に入ってからは目まぐるしく取り巻く環境が変わり 手放したもの、諦めたものも多かったが その分かっこつけない、いい顔をしない、自分のことも大切にした1年。 まだ今年も数ヶ月残すけれど やっと、それはそれで良かったんだよと自分に言い聞かせられるようになった。 商売人だからなるべく人付き合いを沢山しようとか、知らないお店に行こう!との思いはあるも

        • ただの現実しかない

          あれよ、あれよとあの古びたスナックでの営業開始から丸2年が経とうとしています。 保守的一筋の守りの人生の中で 初めて自分でやってみたいと家族にわがままを言ったのがお弁当屋をする事でした。 (家族は不思議と即答でイエス!だった) 何故お弁当屋なのですか? 何故ここなのですか?とよく聞かれますが 私は若い頃からバイトに明け暮れ 色んな飲食店を渡り歩いてきました。 バイトだったりマネージャーだったり 色んな立場を経験しながら、ずっと調理は【プロのするもの】と畏敬の念を持ってい

          宝船

          ワレワレㇵシャイデアル… 商売人がそんな事ではダメなんですが 私はなるべく接客時間を減らすために弁当屋にした、と言ってもいいくらい 接客トークはあっさりです。 自分の思いの丈は弁当に詰め込んでるつもりですが そんなもんは受け手は食べてトイレに流すので覚えちゃいないです。 普段はそれでいいのですが 今回、柄に似合わず私は主催イベントを企画してしまいました。 周りにはまだお店を始めて間もない人も私自身含めて多く 同業者も他業種の人もみんな 眼の前のことに必死でそのアピールをす

          穴のかたち。

          誰にも知られていないこのブログ。すっかり疎遠になっていましたが、相変わらず私は呑気に暮らしています。 まったく仕事に関係のない話になりますが 去年の今頃、愛猫が調子を崩しました。去年のお盆もやっぱり台風がきていて、それでも診察してくれる病院へ 道路が冠水するんじゃない?横転するんじゃない?と怯えながら向かいました。 藁をつかむ思いとはこの事。 今では人間と同じでどうぶつの診察も病理検査はつきものです。 特に深刻な病気ほど、おおよそ検討がついていても 確定できる数値や細胞が

          穴のかたち。

          going to do my way.

          ホップ、ステップ、あとはジャンプのはずがそのまま寸止まりする事が多い我が人生。 間借りから一年以上が経って、少しずつ顔見知りのお客様も増えてきたところだ。 自己紹介を以前しようとしてすっかり止まっていたのだが そもそも友人でもない間柄で私自身の何を知って貰いたいのか私も分からない。 加えて友達と呼べる人が片手ほど、 互いに生活リズムが変わり会って気軽に話せる友達など最早いない。 便りのないことが無事の証拠と思いながら、私はいつも心の中でかつての友へ便りを書いている。 今

          going to do my way.

          名画座のもとで

          去る7/29~8/1、地元でも愛される名画座で名作映画の三部作一挙上映が成されました。 休憩を挟みながら約10時間あまり。 ゴッドファーザーという余りにも有名な作品です。 今回、私はそちらでお昼の休憩時のお弁当の販売にお邪魔してきました。 相変わらず認知度は低く、映画館の側にあるけれど通りを一つ跨げば空気の変わる街です。 支配人自ら上映前にはマイクを持ってご挨拶やお話をされ、毎日『お昼ご飯に近所のお店が来るよ』と言ってくれたお陰もあり 謎に満ちたお店のお弁当も沢山手にと

          名画座のもとで

          あとから あとから

          私のお師匠さんは多くは語らない人。 パワーワードをポンと言うと特に説明もくどくどせず、最低限の助言というか金言をくれる。 説教やダメだしとは違って、先輩や師匠としてではなく 対個人としてまだまだ経験の浅い私の位置まで降りてきて話を聞いてくれる人。 私はネチネチとくどくどしてしまうから ホントにシンプルに物事考えないとなと思う。 最近少しずつ、自分の思い描いていた場面が現れる瞬間がある。持続しないのが今の私の実力というもの。でも確実に始めた頃よりタフに図太くなってきている。

          あとから あとから

          イベント再考

          疲れと興奮の冷めないうちに。本能に従って考えてみたこと。  私は主にお弁当や定食のおかずを作っています。毎回、五品~九品ほど作っています。 そのスタイルは日によって余り(無駄)が出やすい。わかっちゃいるけれど変えられない。  【フリースタイル家庭料理の店】と名乗っているのも 気軽に好きなものを色々と食べて欲しい。肩肘はらず、親戚とか友達のお母さんが『なんもないけど食べていきー!』と言って出してくれるようなお料理を目指しているから。 料理の隠し味、とか言う『愛情』は必須の調

          イベント再考

          自己紹介

          今さらですが、初めましてのお客様とお会いする事も増え嬉しい限りです。 とはいえ『ヤバい、コワイ』が枕コトバとしてつく当店のこと、私のこと。少しでも前情報がないと不安すぎる、というお客様もいるかも。 何回かに分けて自己紹介をさせて下さい。 ●店名の由来 私は猫を飼っています。そのうちの一匹が男の子なのに『おかめ』といいます。狂言ことばでおかめは【乙】と呼びます。  おかめさんはどこにでもいる平凡な女性。ぴったりなんです。 ●お弁当屋を始めたきっかけ 私はもともと食べるの

          自己紹介

          ウルトラA

          あの落ち込みはどうしたんだ、という程 最近は色んな事が動き出したり、声をかけて貰ったりとありがたい事が続いてます。 怖いくらいに幸運な日々。吐きそうなくらい緊張して色んなお願いをしてみると 拍子抜けするほど皆さん即答&2つ返事で受け入れてくれます。 なんか息してる、呼吸してる、空気うまいなと思えてます。春と共にご縁が芽吹いて結ばれる感じ。そしてあとはやっぱり、やらずに後悔よりやって後悔するように ノリでやろう!やろう!と何でもやろうと思います。ノリとノリの歯車の合い

          ウルトラA

          不安の種はコンクリートにも芽吹く。

          久しぶりの営業。不規則な営業。分かってはいたけど暇だ。 色んな事が重なってもう、まん防の間は1人で悶々と鬱々と悩んでばかり。もちろん答えもこれだ!と浮かぶでもなくて ああ、でもなぁ、あぁ…の繰り返し。 不安って24時間営業で芽吹きよる。どこにでも。 初めて来てくれる方が2日連続、店内利用してくれた。こんな入りにくい店でお話しながらお弁当を食べてくれる。ありがたい。嬉しい。楽しい。 やっぱり私はそこなんだなぁと再確認。 格好つけて外へ無理をして売りに行くよりも、

          不安の種はコンクリートにも芽吹く。

          時間に無理やり歩かされる

          人生は遡れないからどんなに頑張っても後ろに進めない。日々を生きるのが前進しているとは限らないけど 止まっている事すら許されないから 不安で心配でジリ貧なんだけどもう苦笑いで開き直ってます。ズルしてでも少し先の自分を見に行きたいけど、少しくらいやと何にも代わり映えない気もする。 変化というかなんか新しい事をやったり新しい所に出かける事へのハードルの高さ、尋常じゃない。すんごいしんどい気がする。やるとそうでもないのに。 そんなんで大丈夫なん?と周りの声が聞こえそうな気もす

          時間に無理やり歩かされる

          tmpファイル

          世の中はまだまだコロナ禍だ。 流石に今回はあまりにも客足が止まったので一旦大人しく休業している。 今まで要領も悪く、容量の少ない頭でだましだましやって来た。あれやらな、これやらな。そや、あれもな…でも、こっちが先やな。 そんな小さい引き出しを開けては閉め、開けては増やし。脳内のtmp ファイルはもうパンパン。 そんな脳みそのゴミってなんか気持ちを焦らせるしちょっと不機嫌にもなる。休業中はそんなゴミを一つずつ整理整頓している。 もともと、毎日のTO DO リストが必要

          tmpファイル

          魔法。

          ガッツだけでやるには限界がある。 作戦らしい作戦も立てず、荒野にTシャツと短パンで旅行に来たかのような よく言えばラフに、悪く言えば舐めきっていたのだと思う。 ヒマならヒマなりに あーだ、こーだ。あーでもない、こーでもないとロクでもない事ばかり考えて、考えて考えて落ち込んでがんじがらめになる。 胃酸が沢山出て『胃酸がお金に変われば金持ちだよな、わたし』とかしょーもない、クソみたいな1人ボケ。面白くもないし。最低だ。 そんな最低な日々でもキラキラと発光体のように、た

          魔法。