源氏物語「夕霧巻」を読む
ジャズを流しながら作業をしているといったが、窓の向こうからの光との相性はあまりよくない。やはり夜のほうが合うなと実感している。さて、今回は「夕霧巻」である。私は、夕霧と雲居雁の純愛ストーリーは大好きであったが、このあたりから夕霧と雲居雁の険悪ムードが始まる。これはさすがに夕霧のせいと言いたい。あれだけ雲居雁一筋の男だったのに、他の女君に目移りし、でも「まめ人」であるからこそそして世間体を十分に気にするからこそ、あまり大胆な手にはでない、姑息さがある。しかし、落葉の宮に対しては珍しく積極的であった。
紹介したい場面は、落葉の宮の母御息所からの手紙を雲居雁に奪われるところである。
女君、もの隔てたるやうなれど、いととく見つけたまうて、這ひ寄りて、御背後より取りたまうつ。(夕霧)「あさましう。こはいかにしたまふぞ。あな、けしからず...
雲居雁の思いは十分納得できるが、行動のかわいらしさが何とも言い難い。現代でいえば、スマホを取り上げるようなものなのか?と思うと、たいへん怖い話なのだが、この場面は微笑ましく思える。
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就職したときのためにパソコンの購入を検討しているが、なかなかどのパソコンがいいかも検討つかない。少しの間は今もっているものを活用して、その後に買うこともできるだろうが...悩ましい。
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