1000円失っても1500円儲ければいい
愛する人を失った悲しみ抱えたイザナギは、黄泉の国で、変わり果てた姿のイザナミの姿を見てしまう。愛する人にその姿を見られた事を恥じたイザナミは、イザナギを追いかけるも、遂に黄泉の国とこの世の境である黄泉平坂で、イザナギが巨大な岩で、追ってからの追撃を逃れる。
行く手を塞がれたイザナミは
「あなたがこのような事をするなら、一日にこの世の千人の命を奪います。」
それに対してイザナギは
「ならば、一日に千五百の産屋を建てよう」
このようにお答えになりました。
僕は古事記にあるこの二人のやりとりの、人間臭いところが大好きです。
イザナミとしては、もう元の姿に戻ることは出来ない悔しさと辛さが伺えます。
イザナギとしては、愛する人を失った気持ちでしたが、なんとか、命を繋がなければならないので、過去を振り切り、強くなろうとしているように感じます。
現在を生きる僕たちにも、尊いメッセージとして受け取る事ができます。
過去は変えられませんが、未来は自分次第で変えられるのです。
失ったり過ぎ去ったものは、一億円積んでも変わりません。それよりもこれから、成果を上げていく事が大事です。そうなる為には強さが必要です。イザナギは、古事記はそれを伝えたいのではないかと感じます。
僕らも昨日よりも今日、強く、賢くなっていくのです。
失ったものに捉われるのではなく、それを活かして新たな息吹を産み出していきましょうね。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートとコメントをお願いします😊何よりの励みになります😊