ありがとう、僕に気づいてくれた。【fhána ANIMAX MUSIX 2019 レポート】
アニソンシンガーの夢の舞台、横浜アリーナでのfhánaの勇姿を文字に起こした。
ANIMAX MUSIX 2019 YOKOHAMA@横浜アリーナ
2019年11月23日(土)
スパンコール姉貴
(上の写真は別ライブのもの。ANIMAX MUSIX出演時と同じ衣装と思われる)
見出しにスパンコール姉貴と銘打ったが、本編にてその詳細を解説したいと思う。
ANIMAX MUSIX 横浜は二部構成で、
一部終了後に20分の休憩時間が設けられた。
第一部はfripSideによる恋はスリル、ショック、サスペンスやらレビュースタァライトのナイスパフォーマンスやらで締めくくられた。
休憩中はその余韻にひたり、一人で泣いていた。
ホント……ANIMAX MUSIX、最高すぎるよ…
本編
「二部はこの方たちからスタートだ!」
おおっ!!
「The next artist is…」
「fhána!!」
第二部はファナからスタート!
メンバーが一人ずつ静かに登場。
ステージが明るくなり目についたのは、
ボーカルtowana様のまさかのキラキラ衣装。
スパンコールが大量についた服。その姿はまるで歩くミラーボール。メインステージ上の巨大モニターを必要としないほどの輝きぶりだ。
彼女の普段の性格は知らないが、
どれだけ遊び心がある方なのかは分からないが、
まさかスパンコールを選んでくるとは思わなかった。いい意味で裏切りがあって楽しいステージだ。
リアルtowana様の雰囲気は、「僕を見つけて」のジャケットの印象とは違ってみえる。
予習の際には、パッケージ写真からキリッとしたtowanaさんを想像していた。それと比べると、現地のモニターにはもう少し人間らしくなったtowanaさんが映る。
うん、、、人って感じ。血色がある。
こうしたイメージの違いを感じるのも、現地のライブの醍醐味といえよう。
青空のラプソディ
青空のラプソディが始まる。2017年の曲。
「ChuChuYeah!」
\やったーーーー!!!!/
喜びのあまりのたうちまわる。
うわーー、懐かしいっ!青空のラプソディ大好きでした。
ぼくは青のライト、周囲は青と緑のペンライトで横アリを染め上げる。
客のイントロコール「ChuChuYeah!」「Please me!」は完璧に揃っている。初めてこの曲を知ったときの記憶を辿りつつ、曲はAメロ、Bメロと駆け上がっていく。
いよいよサビだ!!!
人が空を飛ぶわけ…まさか人が空を飛ぶわけ…
towanaさん「せーの?」
会場一同「どーこいーくのーー」
飛んだあああああ!!!!!!!
サビで、MVを見て覚えた振りつけを真似してみる。これもまた懐かしい…
2番も同じように楽しむ。
ーーここからは2番のサビ終了後の解説に入る。
「痛みはあずさの中に…」
痛みがあずさの中に溶けたところでラストサビに繋がる間奏が始まる。
うぃざーうちゅー!
ズジャーン、ズジャーン、ズジャーン、ズジャッジャッジャ!
デデーン、デデーン、デデーン、デデッデッデッ!
現場の雰囲気にぴったりの間奏コール。
「…はい!…はい!…はい!…はい!…」
速いテンポに遅れず声がそろう、、お見事!!
周囲のオタク一同の高まりを感じつつ、
感動のクライマックスを迎える。
オレンジの炎が燃える、燃える、燃え上がる。
そしてラストサビではfhána vs UOグルグル。
トークパート
静かに話すボーカルのtowana様。緊張気味かな?テンションはあまり高くない。
fhánaはANIMAX MUSIX初出演とのこと。知らなかった。だが、立ち振る舞いを見てもメンバー一人一人に初々しい雰囲気はない。
ぼくの後方の観客も「え?初出場だっけ?」と戸惑うほど。
次に他のメンバーも口を開く。ここで、巨大モニターにキーボードが映る。
キーボードといえば、、、悟志だ。八木沼悟志。
この日は一部の最後、また二部の大トリに登場することとなったfripSideを目当てに横浜に来た。キーボードを見るだけで、どうしてもfripSideの八木沼悟志さんの影が頭にチラついてしまう。fhánaの次はfripSideだな?そうだろ?来い!!2人を迎え入れる準備はできてるぞ!!!
(結局、fripSideは二部の最後まで待つことになったんだとさ、、、)
fhána「次は、僕たちのライブツアーの主軸になっている曲です」
ということは、、「アノ曲」で決定だね??
最後に披露する曲のフリを聞けたところで曲の解説へ…といきたいところだが、ここでどうしても気になることが。
メンバー全員、MCでしゃべる声が細いww
声がデカイアニソンライブ向けの音量ではないと思ってしまった。静か。だがこれこそが、fhánaの個性を感じる意外なポイントだ。音楽づくりに特化した彼らを見ていると、声優のステージとはまた違う空気に触れられる。
僕を見つけて
ぼくは青のペンライトをつけたまま。
そしていちいち電池の残量を気にする。というのも、右手に握るペンライトの電池は、7月にアニソンシンガーhalcaのライブへ行って以降全く交換していなかったのだ。
会場が青の光に染まるなか、まだところどころに緑の光が残ってて好感が持てる。
……そういえば、なんで緑の光???
当時は「青空のラプソディ」でなんで緑色のライトをつけている人がいるのか分からなかった。
このライブレポートを執筆するにあたりこれが要因ではないか、と目をつけたものがある。
アニメ「小林さんちのメイドラゴン」公式サイト。
下のリンクから、メイドラゴンのロゴを見ていただきたい。
小林さんのメイド、トールの頭がネギに見える!
アニメを見ていた人のあいだでは話が通じる、あるあるネタのようだ。
謎が解けたところで現地の様子に戻ろう。
青空のラプソディとはうってかわって観客席が静まり返る。
その静寂が今まで体験したことのない緊張を生む。息をのむって、この瞬間をいうんだよね??
そうこう考えてるうちに、いよいよ曲がサビに差し掛かる。
「ぼくは強くなれたんだよ」
強くなれた、とはどういう意味だろうか。
「愛する人ができたから強くなれた」という解釈が良さそう??
うん、、間違いない。とはいっても僕にはそんな経験ないんだけど泣
どんなときに人は「僕は強くなれたんだよ」って伝えたくなるのかな。この執筆中現地を振り返ってみて、ずっとこのことが気になっていた。
ここで、「ぼくは強くなれたんだよ」を理解するため、愛する人ができるにはまだ早すぎるぼくでも体験しそうなシチュエーションを考えてみた。
お世話になった人に、自分の成長を伝える。
例えば同窓会で、社会人になった自分が仕事での活躍ぶりを恩師に話す。そして、学生時代に言えなかった感謝の気持ちを伝える。
「あのときと比べるとずいぶん成長しました。大人になりましたよ!!!」
ーーこんな感じだろうか。
こういう状況で「僕は強くなれた」って、
胸張って言えるんだろうなぁー。
……うーん、、エモい。
空想もほどほどに、ライブの様子に戻る。
towanaさん、、パワフル!!
彼女の圧倒的な声量は、CD音源で聴けた力強さをさらに上回る。
あ、そうそう。第一部に登場したhalcaさんも声が強いんだよなぁ。あと、声質も似てるんだよね。fhánaとhalcaがコラボしたらどうなるんだろう(ここ重要な伏線)。
お見事!!!!曲のラストシーンの追い込みが圧巻。
横浜アリーナをfhánaの空気に染め上げた。
これは優勝、、、優勝だね!!
さすが、声優アーティストとは違う専業アーティストだ!!!
二部は一部と異なりしっとり泣ける予感が期待できそうだ。ここから終演までは3時間近く残っているが、fhánaのステージはこれで終了。
こもじでごもじ神コラボ
「ぼくたちの!」
「わたしたちの!」
「ヒーロー&ヒロイン特集!!」
お!!!コラボレーションコーナー!!!
きたあああああ。
中央のモニターにはFAN SELECTIONと表示。
演者のコラボルーレットが始まる。
fripSide来い!!fripSide来い!!
あとhalcaも!!halca来い!!
「halca!!」
………
モニターの左側にhalcaさんの写真が出る。
このときぼくはボケーっとしていたのか、意味が理解できず。
「fhána!!」
モニターの右側にfhánaが出る。
周囲が沸き始めてようやく、ぼくの理解が追いついた。
\やっっったああああぁぁー/
ブルーバード(halca×fhána)
(伏線回収です!!ありがとうございます!!!)
ブルーバード??あの、、いきものがかりのやつ?マジで!?
てかこれ、ぼくが事前投票で選んだ組み合わせと同じじゃね?事前のファン投票で選んだ、小文字アーティスト同士のセット。
さあ、halca vs fhánaの対戦だー!!
いきものがかりの音源と同じキーで歌い上げる。halcaの一音一音のパワフルさ、そしてボーカルtowanaさんの声量の強さを同時に聴ける。
Bメロに到達。音の高い部分で声を張り上げる2人。そのパワフルさが共鳴する。共鳴して耳に侵入してくる音というのはすさまじく強烈だ。この刺激は一生忘れないだろう。そしてサビ前。
「この羽根を広げ、飛び立つーーーー♫」
サビではオタクも対決に加わり、
halca vs fhána vs UOグルグルという三つ巴。
また、ラストサビでのUOグルグル率はこの段階で今日イチ。最高にうっとうしいペンラの大回転ww
ブルーバード終了後、ステージが暗転。
2人は消える。
興奮のあまりだろうか、一緒に来ていた仲間のほうを振り向くオタクさん。好き。
Fin.
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